2010年 10月 20日
ワンダリン神戸
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神戸
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台湾料理を食べに行く
神戸の台湾料理といえば・・・


 桃源の豚足甘煮
 梅春園の焼き餃子
 天一軒の焼きそば
 丸玉食堂の老麺
 金山園の汁なしそば


それぞれがそれぞれに趣や癖があって
面白い

 丸玉食堂に行く

ただし
丸玉食堂はふたつあるので注意が必要だ
おそらく
創業当時は系列店だったと思う
しかし
いまはまったく別の店だ
メニューも
味も
値段も
その他諸々も
まったくちがう店だ

ぶたまん専門店の「ローショーキ」が
神戸に二軒あるのは有名な話だ
同じローショーキだが
やっぱり
味も
値段も
その他諸々も
まったくちがう店だ
ただし
これは名前も若干ちがうのでわかり易い
つまり

 「老祥記」と「老祥紀」

同じ読みだが
漢字で書くと
「ローショーキ」の「キ」が
「ごんべん」と「いとへん」でちがっている
それに
片方は南京町で
もう一方は元町商店街だ
区別し易い

ところが
丸玉食堂は・・・


 「丸玉食堂行こか」
 「どっちの丸玉」
 「高架下」
 「どっちも高架下や」
 「ローメンやってる方」
 「どっちもローメンやってるがな」
 「漢字のローメンの方」
 「老麺の方か、ちゅうことはつまり東店か」
 「あの店、東店ゆうんか」
 「ゆうかどうか知らんけど、東側にある丸玉やんか」
 「ほな、もういっこの丸玉は西店ゆうんか」
 「それはゆわへんなぁ」
 「ほなどないゆうねん」
 「元町駅に近いから元町店かなぁ」
 「ほんまか」
 「どこにも元町店とは書いてへんけどな」
 「ほな、東店は三宮店ちゃうんか」
 「三宮からはだいぶあるで」
 「三宮と元町のまんなからへんやな」
 「三宮元町中間店」
 「長いわ」
 「東店にしとこか」
 「ほんでどっちがうまいねん」
 「そんなもんこんなとこでゆえるかいな」
 「そやからここだけのハナシやがな」
 「ゆうてもええんか」
 「かまへんがな」
 「ほんまにかまへんねんな」
 「小さい声でゆうたらええねん」
 「大きな声では言えないけれど、小さな声ではきこえないっちゅうやつか」
 「そやそや」
  「東店の方がダントツにうまいわ」
  「やっぱりそうか」
  「やっぱりて」
  「わしもそう思う」
  「店きれいし」
  「わしもそう思う」
  「ていねいやし」
  「わしもそう思う」
  「店の人まじめそうやし」
  「わしもそう思う」
  「元町店で鍋振ってるデブのにいちゃんガラわるいやろ」
  「わしもそう思う、あいつタイドでかすぎるで」
  「店のおばあさん怒鳴られっぱなしや」
  「客の前でうちわもめするしな」
  「それに料理不味いし」

 「あ、それはゆうたらあかんがな」
 「オマヱがゆうてもええゆうたんやんか」
 「叱,声が大きいで」
 「ほなゆわんとくけど、あこの豚足なぁ、皮に毛ぇ残ってんねん」

 「そやねん、そやけどそれもゆわん方がええて」
 「そうかな」
 「そやで、あこ、なんでやしらんファン多いねんから」


というわけで
まず「老麺」を注文する


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老麺
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丸玉食堂のイチオシ
肉と野菜たっぷりの玉子あんの下に
ドーンと麺が沈んでいる
この麺
平打細麺でコシがある
色合いから濃い味にみえるがさほどでもない
ほんのりとした甘味もある
この麺を米粉に変えたメニューもある

もうひとつの丸玉のローメンは
麺が腰抜けのぐにゃぐにゃで・・・


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豚肋肉
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豚の肋肉(あばらにく)の煮込み
つまり台湾式ラフテーだ
(向こうの丸玉食堂ではロバという)
泡盛のかわりに紹興酒を使うのではないだろうか
ちょっと辛いめの味噌ダレでいただく
ビールに合う
しかし
使っている豚がちがうせいか
どうも台湾料理の豚肋肉は脂が少ない
甘味という点においても
旨味という点においても
イマイチ迫力に欠けるのである
したがって
沖縄のラフテー
あるいは
長崎の角煮に軍配を上げたい

この豚肋肉の煮込み
もうひとつの丸玉へ行くと「ロバ」という不思議な名前になる
驢馬の肉かと思って食べたら豚の肋肉だったときは椅子から転げ落ちそうになった


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丸玉食堂
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入り口は二つある
北側のサンセット通り沿いからも
南側の三宮高架下商店街側からも入れる
どちらの入り口にも
開けてはイケナイ方の扉の前にビールケースが積まれている

ボクはいつも
北側から入って
食べ終わったら南側から出る
つまり「一気通貫」という方法だ

店内は静かだ
従業員は
老夫婦とその娘夫婦の四人と看た
中国料理屋はどこも無愛想だが
ここは愛想がないというより無口だ

 「いらっしゃい」と「ありがとう」

以外は
ほとんどしゃべらない
カウンターに腰掛けると
娘(といってもかなりの歳)が注文を聞きにくる

 「老麺」
 「・・・」
 「それから肋肉の煮込み」
 「・・・」

リピートも何もない
「ウン」も「スン」もない
それでも数分後にはちゃんと注文通りに料理が来る

母親(おばあちゃん)の方は

 「ビール一本ちょうだい」
 「はい」


返事はしてくれる

それ以外はまた沈黙だ
黙々と料理を作っている
まるで理化学研究所の実験室のようだ



    ああ・・・
     横浜第一亭に行きたいなぁ・・・


by ikasasikuy | 2010-10-20 07:15 | 食文化論 | Comments(6)
Commented by MUN! at 2010-10-20 17:15 x
うはぁ。老麺気になりますぅ。
これ、アンの下にスープはあるんでしょうか?
それとも麺だけ? 食べてみたいっす。
うぅん。行くか神戸。
Commented by ささき at 2010-10-20 18:26 x
MUN!さん
こんばんわ
これ
あんの下は麺で
麺の下にスープはないです
それでも
かなりドローっとしています
ので
蓮華ついてきます

ローメンといえば
長野県の伊那地方の名物ですが
あれは
漢字で書くと肉麺(ロゥミェン)なのでベツモンです
麺食いのMUN!さんなら食べたことあるんちゃいますか
ボクは食べたことないんです
むかしパパラギさんと釣りをしたときいっぱい看板を見たので
いっぺん食べてみたかったんですけどね
パパラギさんが
「やめといたほうがええですよ」
ゆうのでやめました
ああ
やっぱり食べといたらよかった

ほな
老麺食べに神戸まで来てください

Commented by MUN! at 2010-10-21 18:50 x
そうかぁ。汁ナシそばなのですね。
やっぱり美味しそうだぁ。
で。
伊那のローメン、食べたことあります、あります。
といっても、1~2回、かな?
店によってけっこう内容が違うそうなので、まだ食べたうちに入るかどうか。
機会があればまた食べたいとは思っているのですが、
とりあえず無理して食べなくても、なレベルでした。
Commented by ikasasikuy at 2010-10-21 20:40
MUN!さん
ちゃんと伊奈のローメン食べてるとは・・・
さすがは麺食いのMUN!さんです
畏れ入りまして御座おいます
神戸のローメンは玉子あんかけそばなので
じゃっかん中華料理の天津麺に似ていなくもないです
しかし
天津麺のようなスッキリした料理ではなく
もっとおどろおどろした
というか
ごちゃごちゃした感じの料理(まさに台湾料理)です
いわゆる
雑味の強い料理と言うべきでしょうか
明後日
甲子園浜でスズキ釣り大会があるので
老麺食べがてらちょっとスズキ釣りに来ませんか
日曜日が修行なので
土曜日の昼頃に神戸空港へ来てくれたら
そのまま
丸玉食堂→皆様食堂→甲子園浜


Commented by MUN! at 2010-10-24 15:20 x
うははぁ。
お誘いいただいていたんですね! 申し訳ないです。
実は土曜日、ルアー釣り未体験のベトナム人のソンさんに、
東京湾のシーバスを釣らせる、というミッションを仰せつかってまして、
それで頭がいっぱいでした。
@chokaにも写真を貼りましたが、なんとか魚は釣れました。

あぁ、それにしても老麺。
おどろおどろした料理、て点に激しくひかれます。

あぁ、そうそう。
伊那ですけろね。駅前に、ドゥドゥていう、
美味しいベトナムコーヒーが飲める、素敵な喫茶店があります。
ローメンを食べられたあとは、ここで一服、がオススメです。
Commented by ささき at 2010-10-24 16:29 x
MUN!さん
そうですか
そのベトナム人の素人さん
ソンさんてゆうんですか
ゾンさんとは別人ですね

え?
てんてんついてない?

それはよかった
てんてんついてたらえらいことです
いま
@chokaを閲覧できない環境に居ますが
ソンさん江戸前鱸をゆわしたんですね
よかった
よかった

こっちでは
ヱンさんも
ゾンさんもボーズで
ズンさんが優勝です
そっちでは
ムンさんが
ソンさんにスズキを釣らせる
ヱンゾンズンムンソン・・・
_u_m_u_m_u_
ぢつにややこしいです

いまのところ
伊那に行く予定は有馬温泉です



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