2011年 02月 03日
水月亭
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河原町東寺西入ル「水月亭」



京都にお住まいのさる御仁が

「ここの蒸し豚は絶品でっせ」とか
「ここの豚足は絶妙でんがな」とか

さも自慢げに仰せになられていたのを憶えていたので
とりあえず地下鉄に乗って行ってみる

京都駅の南側ということだが
滅多に行く機会のないエリアである
道が不案内だ
とりあえず
駅を出て竹田街道を南へ

 どんどんどんどん
 どんどんどんどん

歩いていくと

 だんだんだんだん
 だんだんだんだん

寂しくなっていく
心細くなってくる

交番があったので中をのぞくと
若い警察官が一人
何かの書類を一生懸命作っている最中だった
yoshi, koitsu ni kiitaro.

「すんません」
「はい、どうしました」
「道を聞きたいんですけど」
「どこへ行かれますか」
「水月亭です」
「それやったらこの前の道を東へ行ってもろたら」
「えー?この路地ですか?」
「東寺通ゆうんです、途中でひろなりますよ」

 どうみても店などあるような道ではないけれど・・・

「わかりました」
「200メートルぐらい先です」
「ありがとございます」

普段は警察は大嫌いだが
こういうときはわりと好きだ
水月亭と言っただけで即答するところを看ると
かなり有名な店なのだろう

狭くて暗い道を

 どんどんどんどん
 どんどんどんどん

歩いていくと

 だんだんだんだん
 だんだんだんだん

ほんまに寂しくなっていく
konna toko ni honma ni mise arun yaroka?

ついさっきまで四条烏丸に居たので
このギャップは大きい

突然
道幅が倍以上になって
その先になにやら看板が見える・・・
ん?

 水・月・亭・・・

あったー

店に入る
_u_m_u_m_u_
店内は思いのほか地味な感じだ
ホルモンの小売りも兼ねた店舗らしい
油と煙をたっぷりしみ込ませた壁や天井は
清潔感を犠牲にしつつも歴史を感じさせる重厚な佇まい

客筋は
年寄りを中心に
小さな子供を連れた家族連れまで
三、四組計十人あまり
ときどきハングルらしき語尾が耳に入る

社員食堂みたいな細長いテーブルが三列あって
そのど真ん中にどっかと座ると
インリンオブジョイトイのような狸化粧の
かわいいおねえさんが注文を取りにくる

「ホルモン」
「ん?」
「ホルモン焼きのホルモン」
「んーと、ミックスでいいすか?」
「うん」
「・・・」
「うん!」
「はい」
「ムシブタ」
「はい」
「それとキムチ」
「ん?」
「キムチ」
「んーと、白菜でいいすか?」
「胡瓜」
「・・・」
「胡瓜!」
「はい」
「それとビール」
「んーと、瓶?」
「生」
「・・・」
「生!」
「はい」
「それから足」
「ん?」
「トンソク」
「はい」
「以上」
「・・・」
「以上!」
「はい!」


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左上が絶品の蒸し豚



注文したものが快適なテンポで運ばれてくる

蒸し豚はさすがにこの店の看板料理だ
非の打ち所がない
肉の甘味もじゅうぶん出ている
文句なし

ホルモンは新鮮だが
モミダレにインパクトがない
もうちょっと醤油と大蒜を・・・

胡瓜のキムチはややしなび加減だが
これぞ本場の味という味
なかなかよろしい
これでも少しパリパリ感があれば言うことなし

モンダイは豚足だ
これは
前出の御仁の歯ぁでは
でったいに噛めん思うで
まあ
豚足は台湾料理屋に限る

それにしても
生ビールをもう一杯おかわりして
〆て2,550円は安すぎる・・・
mata iko.


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しかし
もっと安い店があった

水月亭を出てタクシーを拾い
西木屋町のサンボアへ・・・
ところが
河原町通の北行きが大渋滞

「いっこも動かへんなぁ、先で事故やってんねやろか」
「だいたいここよぉ混むとこですねん」
「ほな烏丸通へ出てくれる」
「わかりました」

急きょ薄暗い六条通を西に抜け
にぎやかな烏丸通を北上し錦小路で下りた
古い町家を改造したような居酒屋に入る
たしか屋号は清水家?
ここで
すごい角ハイボール(普通のダブルの2杯分)
イカの串焼き
枝豆(konomi no katayude.)
鉄火巻き(kore nakanaka umai.)

〆て1,000ヱンて
kono mise tsuburerude.
しかし
京都も安ぅなったもんやなぁ

 安い店をよって行ってるくせにという指摘もある

もう
おなかが破れそうで
結局木屋町サンボアへは行けず
chinbotsu...

by ikasasikuy | 2011-02-03 09:09 | 食文化論 | Comments(6)
Commented by ゾン at 2011-02-03 12:17 x
イカさん・・・食べすぎですワ~
もうちと、歳をかんがえてもらわな胃パンクしまっせ!

飲み歩く元気あったら釣りいきなはれー
ボキ今T崎から帰ってきた。
アカルなってから2回あたったのによう合わせなんだ

たぶんスーさんやと思うんやケロ。
岩やないどあれは魚やたど~
Commented by ikasasikuy at 2011-02-03 17:50
ゾンさん
そやねん
ちょっと食べすぎたかおる
ほんで
岩二発かいなー
ガシラ釣りはせーへんかったんかいなー
Commented by ドクた、 at 2011-02-03 20:52 x
あれ?僕に連絡もせず単身乗り込まれたのですか
おねぇさんは来日して日が浅かったみたいですネ

ムシ豚は「上」を注文されたんですナ
(正解です)
ミックスはちょっと・・・・
(僕ぁ 天肉しか食べたことありません)次回はぜひ!
アルミの鉄板はこの店の誂えです
(焦がさないよう気をつけましょう)

僕ぁ しなびたキュウリを食べたことありません
(たぶん・客の顔見て選別してるのでしょう)
せやけどちょっと甘かったやろ?

トンソクあかんかった?
あの絶妙なる骨の割り方にミネラルたっぷりな塩ふって
(噛める!) 思います
ホンマは持ち帰りにしてチギって食てんねんけど
赤ワインと相性がいいンです

店のおねぇさんは台湾料理店の方が僕の好みです
ソースはまだ神棚に祀ってあります
やろ?やろ?混んでましたやろ?
(オレ・毎日やデ)。

Commented by ikasasikuy at 2011-02-04 00:14
ドクたん
そうでっか
毎日あこ走ったはんのんでっか
そらイライラが募って
言動やら性格まで悪ぅなるの
よぉわかりますわ
イライラしたら
いつでもボクにぶつけてくださいね
やさしく受け止めて差し上げますです
ほんで
ムシブタはうまかったわ
そのまま家帰るんやったらお土産に買ぉて帰りたいぐらい
しかし
あのトンソクは硬いでっせ
しかもちべたいし(解凍したてやん)
やっぱり
客の顔観て選別したはんねゃろか

Commented by ken-G at 2011-02-04 01:30 x
あぁ、ここ・・・連れて行ってもらいました。
ですよね、こんな場所に店があるなんて、京都をイメージしてたボクは・・・。
んでも注文したものは全部美味かった。
と、思いました。

と、豚足は食べてませんが・・・・。
Commented by ikasasikuy at 2011-02-04 02:16
ken-Gさん

この豚料理屋
なかなかマニアックでヱヱ雰囲気でしたね
こうゆう店は
なかなか一人で入りにくいです
(ボクはどんなとこでも平気ですけど)
(あ、婦女子ご用達しの店は少し入りづらいです)
ほんで
豚足食べへんかったんですか
それはイケマセンねぇ
ここの豚足
あご丈夫になりまっせ


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