2002年 08月 19日
阿波路の「阿」の字も
19 augast 2002
阿波路の「阿」の字も‥‥‥

台風13号が矛先を東へ変えたので
エンドレス森下と阿波路島へ釣りに行ってきた

『盆が過ぎたら過ごしやすなるで』

を合言葉に
この日まで頑張ってきた甲斐があったというものだ
本日はすこぶる涼しい
初秋を思わせる空の色といい
青く澄みきった海の色といい
猛暑の毎日から脱出した喜びに満ち溢れている

台風の名残と思しきウネリが若干あるものの
阿波路島は絶好のコンディションだ
海を渡る風がひんやりと心地よく吹き抜ける
これで釣れなきゃド素人だ

昼過ぎ
PL北テトラから釣り開始
むむむ‥‥‥釣れない
PL南ケーソンへ移動
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

日が暮れて
S漁港へ転戦
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

潮が下げはじめたので
EP前へ移動
うわっ!
ドンドン船が四隻も走り回ってる
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

最後の望みを賭けて
T港へ再転戦
むむむ‥‥‥釣れない

むむむ‥‥‥こんなハズはないハズだ

気が付けば
日付が変わろうとしている
十時間も「釣れない」が続くと
さすがにド素人は滅入ってくる

タチウオの「タ」の字もなければ
ガシラの「ガ」の字もない
つまり
アタリの「ア」の字も
阿波路島の「阿」の字もないのだ

こんな日のド素人はあきらめが肝心である
決して悪あがきなどしてはいけない
潔く退散しなければならない
これを「勇気ある撤退」という

しかし
とてつもなく
「むむむ」な一日だった

by ikasasikuy | 2002-08-19 17:53 | 釣魚小全


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