2012年 07月 22日
とある商店街にて
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地酒蔵一力
OLYMPUS E-420 with Zuiko D25mm F2.8




さか屋である
生原酒を量り売りするらしい
オリジナルのラベルをその場で作って酒瓶に張ってくれるそうだ
手漉きの和紙に毛筆で客の好きな文字を書いてくれる
プレゼント用に人気があるようだ
文字は自分で書くのではなく
店の人が書くらしい
しかし
そんなサービスより
ここの酒の味がどうなのか気になる


酒は「さけ」と読むが「ささ」とも読む
いわゆる清酒のことだが
清酒を指して「日本酒」という言い方がある
きらいである
なぜなら
「焼酎」や「泡盛」や「味醂」も日本の酒なのに日本酒とは言わないからだ
日本独自の製法の酒を日本酒と言わないのはおかしい
ただし清酒という言い方も的を得ていないと思う
どう看ても焼酎の方が「清い酒」だ

さて
酒(ささ)はニッポン中で造られているので
味は千差万別だ
甘い酒もあれば辛い酒もあるし
濃い酒もあれば薄い酒もある
当然ながら
旨い酒もあればそうでないのもある
したがって
好みの酒に出逢うことは極めて稀だ
なにしろ全国には千七百以上も清酒の酒蔵(酒造メーカー)があって
それぞれがそれぞれに数種類の酒を造って売っているのだ
同じ酒蔵の酒でも旨い酒とそうでない酒があるぐらいだ
それをすべて飲み比べるなど到底不可能である
たとえ
旅の途中でうまい酒に出逢ったとしても
それをいつでも好きなときに飲めるわけでもない
製造量が少なかったり
取扱店が不明だったりして
なかなか手に入らないことも多いのである
そして
飲んで旨いと思ったときには
すでに酔いが始まっているので
翌朝目が覚めたら銘柄さえも忘れ去っている

 酒は一期一会

それでいいのかもしれない


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このさか屋
食料品店もかねているのか
店内が雑然としていた
それにしても
「おとな味酒蔵カレー」・・・・て
「牛すじ、チキン、ビーフ」・・・て




ブラジル五輪代表vsイギリス五輪代表の親善試合を見た
イギリスのオーバーエージに
ライアン・ギグス(38歳)とクレイグ・ベラミー(33歳)が入っていた
ギグスは元ウエールズ代表でベラミーは現代表だ
しかも38歳のギグスがチームのキャプテンでゲームを動かしていた
ニッポンも本気でメダルを取りに行くなら
ナカムラシュンスケとオノシンジをオーバーエージで入れたらどうだ

by ikasasikuy | 2012-07-22 07:41 | 文化人類学 | Comments(4)
Commented by 猫宮トラオ at 2012-07-22 20:20 x
こんばんは

清酒で強烈な印象に残ってるのは佐賀の「天山」でした。
昔の肉屋で使ったような竹皮で瓶をスッポリ包んでいて
味も超辛口やったと思います。飲みすぎて耳も目も機能を喪失し
早い話が「ぶっ倒れてた」訳です。
そう言えば韓国では結構、日本酒もとい清酒が普及していて
「イルボンチュ」ではなく청종言うてましたね、漢字で「正宗」
彼の地に最初に足を踏み入れたのが、何とか正宗やかんとか正宗
なので、その印象が余程強かったのでしょうね、多分。
場末の食堂に入ったらコップはワンカップ清酒グラスの
廃物利用だったりして・・・
味は意外に甘口が多かったような?(●桂冠みたいな)

청종 더 한잔
Commented by ikasasikuy at 2012-07-22 22:25
ねこどの
天山
飲んだことないと思います
飲んだかもしれませんが記憶がありません
どこでどんな酒を飲んだかを憶えるのはたいへんです
飲む前になんと言う酒か聞いても
飲んでるときにメモを取ったりしないので
たいがい翌朝には忘れています
ボクも七つぐらい強烈な印象の酒があったんですが
飲んでるうちに記憶がおぼろげになって
ほとんどなにも憶えてません
二十代の頃にうまいと思た酒は
和歌山の前代未聞です
四十代の終わり頃にうまいと思たのは
石川の加賀鳶の山廃純米超辛口でした
最近は・・・宮城県塩竈の浦霞ですが
浦霞の中のどの酒かは憶えていません
それで
浦霞を何種類か飲んだんですが
ぜんぶ上手いと思ったやつとはちがいました

ほんで
チョンジョン?
最近韓国行ってへんのでよくわかりません
昔は焼酎しかなかったと思います
ニッポンの韓国料理屋では
一杯目はメッジュであとはもっぱらマッコルリ飲んでます
辛い料理が多いので
甘ったるい酒が飲みやすいです
Commented by othum2bad at 2012-07-23 09:22 x
地酒蔵にこちらの名前のラベルの一升
友人から贈られたことがありました
鍋、それも魚介系によく合う味だったように記憶しています

 酒は一期一会

まさにそう思います
能書きも銘柄もある程度の指針にはなりますが
呑んで旨いかどうか
これはその場限りのもの
まったく同じ酒でありながら
場が違い、肴が違い、人も違えば印象も変わります
だからこそ面白いのかもしれませんね

さて
酒屋でカレーですか?
おとな味?
酒でも入れて煮込んでるんでしょうか?
Commented by ikasasikuy at 2012-07-23 16:29
othum2badさん
魚介類にあうさけでしたか
ああ
買って飲めばよかったなぁ・・
しかし
シーフードと言わず
魚介と表現するアタリさすがです
もうそれだけで
この酒が飲みたくなります
ほんで
酒屋のさかぐらカレーはいかがなもんでしょう
この小さな看板が
この店の致命的なマイナスポイントになっているように思います
でも
食べてみなければこれもわかりませんけどね
なにしろ
蕎麦と酒とカレーは一期一会ですからね
(だんだん品目が増えて行く傾向にある)


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