2012年 07月 16日
OLYMPUS E-410 with Zuiko D25mm F2.8 久しぶりに青野の青鰓魚を釣った 絶滅したと思われていたが 生きていた 昔のように20cmオーバーは釣れないが 10cmぐらいのがちょこちょこ釣れる 昔は3時間で200匹、300匹釣れたが 今はその十分の一ぐらいだ ボクは6匹しか釣れなかった・・・ ブルーギルがいなくなる原因はヌートリアにある (と、ボクは数年前から思っている) どういうことかというと ヌートリアは草食動物で 水草 とりわけヒシ(菱藻)が大好物だ ヌートリアが現れた池のヒシは数年を待たずすっかり消えてしまう ヒシは 水底から茎を伸ばし水面に葉を浮かべる 水中はジャングルのようなって これがブルーギルの絶好の隠れ家になるのだ バスから身を守ってくれる砦だ その砦がヌートリアに食い尽されると ブルーギルは無防備になってバスの餌食になるしかないのである 兵庫県の東播に 「福の神が住む池」と 「天国に二番目に近い池」という二つの池がある どちらも夏はヒシが水面をびっしり覆い スナッグレスのフロッグ以外のルアーを受け付けない したがって どちらの池もまともに釣りができるのは春先だけ 釣れるバスのサイズは20〜30cmだった 二十年近く通って30cmを超えたのは数えるほどだ ところが あるとき この池にヌートリアが現れた ヌートリアは池のヒシを猛然と食い始めた 子供のヌートリアまでがヒシにしがみついて飽食した あっというまにヒシは食い尽された すっかりオープンウォーターの池になっでしまったのだ すると 昼間の暇つぶしにフライをやっても ブルーギルがぜんぜん釣れなくなった そのかわりというように それまで20〜30cmだったバスのアベレージサイズがぐんと大きくなって 往時の琵琶湖のバスのようなでっぷりとしたボディになっていた つまり 無防備になったブルーギルをバスが飽食したのだ ボクらは40cmアップのバスをトップウォータープラグでいっぱい釣った もちろん50cmアップも釣れた 面白いように釣れるので面白くなくなるぐらい釣れた 面白くないと言いながらボクらは毎日通った パラダイスのような釣り場だった それから数年経った今 「福の神が住む池」も 「天国に二番目に近い池」も さっぱり釣れなくなってしまった ブルーギルももちろんぜんぜん釣れない たくさんいたヌートリアもまったく見なくなった ギルはバスに食われて消え バスは餌がなくなり衰えて死に 陸を歩けるヌートリアは別の池に行ってしまったのだろう すっかり何もいなくなった池で また少しづつ ヒシモが回復し始めている ヒシが水面を覆う ↓ ギルが大きく育つ ↓ ヌートリアが来てヒシを食う ↓ ヒシがなくなる ↓ ギルがむき出しになる ↓ むき出しになったギルをバスがう ↓ フライでギルが釣れなくなる ↓ ギルを食ったバスは大きくなる ↓ それを釣り人がトップウォータープラグで釣って喜ぶ ↓ いずれバスの餌が枯渇する ↓ バスが釣れなくなる ↓ ヒシが水面を覆い始める 口で言うと簡単なことだが 外来生物が複雑に絡み合った食物連鎖である さてこれが わざわざブルーギルを釣りに遠くからやってきた男である 愛知県の岡崎市からだと言う ぽーる久米川だ かちひろの口車に乗せられたと思うが こんなアホなこと 余人にはちょっと真似できることではない つまり かなりAQが高いと看た いわゆる「天然系」だ ただし 同じ天然系でもヱンさんやゾンさんとちがって 彼はちゃんと漢字も書けるし ニッポン語もごくふつうに話せる それでも 同じにおいがするのだ 本人はまだ気付いていないようだが 三代目AQ300はほぼ約束されたと看てまちがいない ラドンオクムラ師匠 四目釣り達成! まずニゴイをキャッチ(左上) 続けてブルーギルを十数匹連続キャッチ(右上) ここでバスが来て貯金をはたいてテンション急降下(左下) ラストは巨ガメを釣り上げる(右下) いや それにしても 見事な手返しの良さである 次から次へと魚類や爬虫類を釣り上げる 余人の追随を一切許さない 小物釣り師の真骨頂だ もしバスを釣らなかったらぶっちぎりの優勝だった 坊主めくりルールは無情である まあ 優勝すると大人げないと言われるし 優勝しなくてよかったかも 青野のカメはガルプが好きだ なんどもなんどもチェイスしてくる そのうち釣れるだろうと思っていると 師匠がヒットさせてしまった 4ポンドラインは強いが無理をすると切れてしまう そこでこのカメくんは スムーズにランディングできるように 自ら垂直の崖を爪を立てながら登ってきたのだ なんという協力的なカメだろう おかげで師匠は楽にランディングできた ジグヘッドがきれいにカメの上顎をとらえていた さすがは師匠だ このカメ 全体に黄色っぽく 特に腹の甲羅が黄色い 増殖中のミシシッピアカミミガメではないように思う じゃあいったいなんというカメなのかということだが 知らない
by ikasasikuy
| 2012-07-16 06:58
| 釣魚小全
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Comments(6)
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ladon
at 2012-07-16 09:13
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久し振りに
坊主メクリ大会の図式 を復活した大会になりましたな!! 最後の亀はご愛嬌もの・・・!! ラドンvsガメラ 炎(本能)の対決 ラドンのほうが若干 AQ値高かったやうです。 あの後泉南まで走って (高速も混んでなかった) アジ狙い 釣れるには釣れたんですが 5~7㎝の豆ばっかり アタリは頻発するものの フックオン、難しく それはそれなりに 何とか鈎に掛けようと 結構遊べました。
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ikasasikuy at 2012-07-16 09:41
ラドン師匠
おつかれさまでした それにしても ラドン vs ガメラ 見応えのある一戦でした 帰ってからあれこれ調べましたが カメの種類は不明です アカミミガメの親戚の キバラガメかもしれません ほんで ギルよりちょんまいアジ釣りに 泉南まで・・・ _u_m_u_m_u_ 小物師の鑑です ボクはあの後 速攻で仕事に戻って なんとかぎりぎり日当になりました あはは あはは
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ごるご十三番弟子
at 2012-07-16 17:11
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ikasasikuy at 2012-07-16 20:17
ごるご十三番弟子
ヌートリアがおらんようになったので 数年〜十年後はまた ブルーギル天国(略してギルテン)になってるでしょう wogeyのバイクを見てると また マレーシアとか インドネシアとか 二輪車が交通の中心の国に行ってみたい気がしました
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ぽーる61番弟子
at 2012-07-18 22:47
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ikasasikuy at 2012-07-18 23:46
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