2012年 11月 11日
蕎麦で酒を飲むこと
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倉敷
OLYMPUS E-410




蕎麦で酒を飲むという習慣がなかったが
最近はちょいちょいやってみる
これがなかなかいい
ただし
当たり前のことだが
蕎麦が不味いと折角の酒も不味くなる
とは言え
うまい蕎麦屋というのは
だいたいうまい酒をおいているものである


小上がりに小さな座卓席があって
窮屈だが四人づつ座れるようになっている
そこへさして男が一人づつである
胡座をかいて蕎麦で酒を飲っている
隣の席も
そのまた隣の席も
座卓はぜんぶで六つあるが
どの座卓も男が一人
静かに酒を飲んでいる
想像しただけで気持ち悪い光景だ
静かなのはみな一人客なので喋る相手が居ないからだ
ある者は左手で小説本を開き
右手で蕎麦を食ったり酒をちびちび飲んだりしている
またある者は新聞を広げてそれに顔を埋め
蕎麦も酒も新聞に隠れてしまっている
またある者は猛烈な勢いで飲み食いし
蕎麦と酒を交互に次から次へとおかわりしている
またある者は蕎麦のほかに板山葵やそばがきや焼き味噌を並べられるだけ並べ
蕎麦を少し啜っては酒を飲み板山葵をつまんでは酒を飲み
そばがきや焼き味噌を含んでは口の中で酒と混ぜ合わせてうっとりとしている
新規の客が入ってくると店の中を見回し
詰めればいくらでも座れるというのに
「あとでまたくる」
と出て行ってもう来ない
次から次へと客が来るが
だれもみな
「またくる」
と出て行ってしまう
長居の客は動ずる様子もなく平然として
相席などとんでもないといった風だ
店の者も心得ているのか
先客に相席を願うでもなく
「またおこしくださいませ」
と帰っていく客を見送る
東京で
五、六軒ほど蕎麦屋に入ったが
昼間っから酒を飲んでいる一人客は案外多く
だいたいどこもこんな感じで静かだ

これが
大阪の立ち飲みの串カツ屋だったりしたら
店のおばちゃんに

 ちょっとそこの三人組
 アンタら場所取り過ぎや
 店立て込んできてんねんから
 ほらダークダックス、ダークダックス

という具合で
言われた客も当たり前のように
素直にカウンターに対して体を斜めにして
客が入れるだけ入れるように協力する
東京だから、大阪だからというのではなく
蕎麦で酒を飲むのはいいのだが
蕎麦屋の客のあの傍若無人ぶりがどうにも馴染めない




そばを語ってしまった・・・
いやいや
そばではなく
そば屋だから・・・まぁいいかな





あさ
めがさめると
あたまがはれている
ゆうべ
おそくまで
ごる家のひとびとと十三で飲んだからなぁ・・・

by ikasasikuy | 2012-11-11 07:13 | めん類学 | Comments(10)
Commented by othum2bad at 2012-11-11 09:26
かって東京は神田の「まつや」という名の知られた店で
そのような「独り酒」をゆっくり楽しむ初老の男性を見て
これが蕎麦屋で呑む、というスタイルか、と感銘(?)をうけたものでした

こちらはもっぱら喰い意地なもので
その日も違う蕎麦屋との「もり」のハシゴ途中です
酒よりは蕎麦、というスタイルですから真似はしませんでした
それに「そうゆう姿がさまになる」には年季が必要に思えましたし・・・

こちらでは、蕎麦屋で酒を、というのは滅多に見ません
某店など酒はおろかビールも置いてないくらいで
それはもしかすると全国の地方都市に共通してそうな
マイカー率の上昇につれて公共交通機関が衰退し
どこに行くにもクルマが頼り
したがって飲酒運転になってしまうから「呑まない」
などという背景があるのでは?と疑っております

もっとも店によっては
夜の営業では蕎麦会席の座を設けたりもしておりますから
貸し切りでの宴会などは受けているようですが
Commented by ikasasikuy at 2012-11-11 12:26
othum2badさん
まつやといえば
長谷川平蔵の生みの親
池波正太郎が愛した店ですね
先だって江戸へ鯊釣りに行ったとき
憧れのまつやへ行こうと思っていたのですが
帰りの便の時間が気になって
断念しました
次回は是非

蕎麦で酒というのは東京の文化ですが
大阪にも
蕎麦で酒が飲める店が増えてます
ただし
どこも敷居の高そうな高級料亭風の店構えです
その点
東京は商店街や駅前の大衆店でも蕎麦で酒を楽しめます
そんな大衆店でも酒一本で長居する客がほとんどです

家から歩いて4分のところに
一理庵そば義という但馬出石そばの店があって
行列のできる人気店です
店ができてもう三十年になります
犬の散歩のついでにいける距離(犬いませんが)なので
ちょいちょい行くんです
香住鶴という但馬の銘酒が飲めます
駅から遠く
クルマがないと行きにくい場所で
ほとんどの人が蕎麦を食べるだけですが
そんな中
6人がけの大きな座卓で一人酒を飲んでいると
なんだか申し訳ないような気になります
でも
表にいくら客が並んでいても
店の人は絶対に相席させません
そういうポリシーなのでしょう
やっぱり蕎麦屋と串カツ屋は違うんですねぇ
Commented by wogey at 2012-11-11 20:06 x
昨日はお疲れ様でした。
天井グルグル回ってました。w

朝から第二ラウンドこなして来ました。
天満の「十八番」で豚汁→能勢の「山空海」で温泉→梅田で見送り

蕎麦をアテに呑む。。。大人ですね。
私はまだ青いので、語れません。
それに、友達を失くしたくありません。(笑)
Commented by じゅんた at 2012-11-11 21:37 x
ikasasikuyさん
こんにちは
倉敷Ⅱは先月行きました
この通り憶えてます
行ったさきでは
この近所の「新政」という店が一番よかたです
ああ
倉敷はいいところだったです
http://junta-enviro.blog.ocn.ne.jp/seasons/2012/10/post_c67e.html
あはは
あはは
Commented by ikasasikuy at 2012-11-11 21:58
wogeyさん
こんばんわ
天満の「十八番」て
天五の方?
ボクは天六しか行たことないけど
もうだいぶ長いこと行てへんなぁ
いまでも番号で注文してるんやろか
昼は混むから
だいたい1時半から2時頃やね行くのん
だいたい10番台か40番か51番と決まってて
店に入るまでに決めとかんとおばはんに怒られるねん
定食のごはんは半チャンにしてもろてたなぁ
あこの焼き飯けっこううまい
朝は番号なしの豚汁定食でまちがいないね
ほんで
あこ天六店やけど
ほんまは天七やねんで
ほんで
能勢の山空海?
えらい遠いとこまで行っとってんなぁ
ほんで
蕎麦で酒
たしかに大人っちゅうか
脂っこいもんがあかんようになった年寄りのナニやね
せやけど
酒の旨味を引き立てるのは
ああゆう控えめに味とか香りを主張する食いもんやちゃうやろか
焼酎にも合う思うけど
やっぱり思い切り冷やした酒やなぁ
wogeyさんは酒はのまんのやったなぁ
Commented by ikasasikuy at 2012-11-11 22:22
じゅんたさん
倉敷も行ってはったんですねぇ
あの記事の日付の日
ボクは高知でカツオ食てました
とぅんまてん
とぅんまてん
ほんで「新政」てなに屋さんです?
料理屋さんかなんかですか
倉敷はうまい店がいっぱいあるみたいです
ボクはうろうろ徘徊してて見つけた「つくぼ」という居酒屋で飲みました
料理うまかったです
えへへ
えへへ
Commented by iけねすけ十三〇番弟子 at 2012-11-12 08:03 x
先日はありがとうございました。
気がつくとあまりささきさんとしゃべってなかったように思います。

日曜日は
天満の「十八番」で豚汁→能勢の「山空海」で温泉→梅田で見送り→ちょぼ焼き→いか焼き→かやくごはん(単品)→ホワイティ散策→新幹線
でした。


私は関東人ですがまだ蕎麦屋で飲むのはやったことありません。
Commented by ikasasikuy at 2012-11-12 09:23
けねすけ130ばんでし
おはよごだます
ちょっと飲み過ぎた気がする
ちょぼ焼きやってる店まだあるんやなぁ
なつかしいなぁ
あれ
敗戦後間なしの駄菓子やねんで
ほんで
蕎麦で酒は東京人だけですよ
湘南人はせんと思います
え?
湘南ゆうな?
あはは
あはは
そのうちENODEN乗りにいこ
一駅分だけ路面電車になってる部分があるらしいねん

Commented by あゆ1365番でし at 2012-11-13 12:57 x
十八番…朝ごはんしか行ったことありませんが、あの豚汁おいしいからたまに無性に食べたくなります。

おっしょさんは「とんじる」ていわはりますか?「ぶたじる」いわはりますか?

あ。深い意味はないんです。
ちょっと気になっただけなんです。
Commented by ikasasikuy at 2012-11-13 14:17
あゆ1365ばんでし
うちはむかしからぶたじるゆうてるで
とんじるなんかいっぺんもゆうたことないわ
じゅうばこ読みはぶさいくやし
そやけど
牛丼のどんは訓読みやからゆうて
うしどんとはゆわへんで
ほんで
朝からぶたじるでどんぶりめし食たりしてたら肥えるで


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