2016年 09月 16日
ギョウサン
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味冨
LUMIX DMC-TZ70




毎年この時期に出雲国へ鯊釣りに来るけれど
出雲国・・・
めったに美味いもんに出会わない
理由はだいたいわかっている
出雲国の料理は総じて味が濃いのだ
塩分濃度が高い
汁物は塩っからくてのどを通らない
宍道湖七珍にも数えられるシジミの味噌汁も
あんなに塩っからくしたら風味が台無しだ

それに
出雲といえば出雲蕎麦だが
一度も美味い蕎麦に当たっていない
今回も二打数ノーヒットだった



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名物「ギョウサン」




「ギョウサン」という餃子がある
なんじゃこりゃ・・・と思わないひとはいないと思う
焼きおにぎりではない
巨大たこ焼きでもない

 餃子

である
大きなまんまるい餃子だ
これ
極めて食べにくい
なぜゆえこんな食べにくい大きさとカタチなのだろう
でも面白い
餡の量が半端なく多い
ギョウサン一個の中に珉珉の餃子十個分の餡が入っている
一人前六個だから珉珉の餃子に換算すると六十個だ

注文を聞いてから餡を包むので待ち時間は長い
その分期待が膨らむ
食べてみた

 うまい

食べた瞬間にニンニクが体内に入ってくるのがわかる
食べれば食べるほどカダラがニンニクになる
これはまちがいなく元気の出る餃子だ
第一亭のパタンに通じるものがある
皮が外側はパリパリで中はモチモチだ
それにしても
なぜ「ギョウサン」なのか
もしかしてギョウサンはたくさんという意味なのか・・・
若い店主に聞いてみた
松江には「ぎょうさん」という言葉はないけれど
先代の父親が関西出身で「具だくさん」という意味でそういう名前を付けたという
なるほど
なるほど
やっぱりそういうことか
二代目店主・・・ナカナカイケメンだ



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元祖「味噌ラーメン




ラーメンも食べた
味噌、醤油、塩の三種類だが
メニューには
ギョウサンが名物で
味噌ラーメンが元祖と書いてある
もちろん元祖味噌ラーメンだ
食べてみた

 うまい

塩分濃度低めのあっさり薄味だ
シマネケンで初めて美味い麺類を食べた
なるほど
なるほど
関西出身の先代の味を守っているのだな
二代目・・・ナカナカオトコマヱだ
らんめんの二代目も見習え






 

by ikasasikuy | 2016-09-16 07:28 | 食文化論 | Comments(0)


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