2008年 03月 17日
寿司のはなし
若い頃から寿司が好きだった
うまいにぎり寿司を食べたとき
日本人に生まれて本当によかったと思う

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老寿司職人
Fuji FinePix F30



初めてこの寿司屋へ行ったのは
ボクがまだ二十一か二の時だった
以来
ずっとこのオヤジのにぎった寿司を食べ続けてきた
あれから三十五年が過ぎた
こんなに長く同じ店に通い続けることもあるのだなと
不思議な気がする
気が付けば
店主も客もすっかり年老いていた


鉄火肌の寿司職人は
大きな声では言えないが
神戸に生まれ育ちながら大の巨人ファンだ
阪神ファンの多い土地柄
客を怒らせたらまずいのだろう
店ではあまり野球の話はしたがらない


阪神淡路大震災のあと
しばらく店を閉めていた
どうしているのだろう・・・と
気になった

今は
昔なじみを相手に
一日に二時間だけ寿司を握る
もちろん一見客も来るが
一等地に店を構えながらもったいない気もする
商売よりも
寿司をにぎることを楽しんでいるようだ


最近は
壱岐の一本釣り漁師が釣った魚を空輸して使う
明石の魚より値は張るが
断然旨いと絶賛する
「どないやこの壱岐のサバ」
魚を語るときのオヤジの目は活き活きと輝く
表情に若い頃の気迫が蘇ってくる

壱岐の魚も悪くはないけれど
やっぱりボクはオヤジのにぎった明石の蒸し穴子が好きだ

by ikasasikuy | 2008-03-17 18:27 | 食文化論 | Comments(4)
Commented by じねん親方くん at 2008-03-17 16:31 x
うまそうな鮨を握ってくれる職人の顔です
同業者ですから
顔つきでわかります
大抵はハズレません

永いこと愛される店ってのは素晴らしいですね
ボクも努力いたします
Commented by ささき at 2008-03-17 22:44 x
じねん親方くんさん
へええ
うまそうな顔ですか
うむむ
そゆもんですか
なにしろ
ボクがオトナになりたてのほやほやの頃に
オヤジはすでに一人前のオトナでしたからね
しかもやんちゃなオトナでした
ひとまわりぐらい上なはずです
だいぶ角がとれて円うなってますが
若い頃はだいぶ客とケンカしたと思います
したがって
永く愛しているのはボクぐらいかもしれません
まだまだ
これからも永く付き合いそうです
Commented by ドク・・・・ at 2008-03-18 00:21 x
えッ!キングさん・・・そんなトシやった?
(ま、ええけど)
それにしてもエエもんばっか食てはりますナ
(わしゃぁ 価格重視っちゅうスタンスを・・・)

そや(そうですがナ)
やっぱ明石のアナゴは焼きより蒸しです!
(トロけますワな)。
Commented by ささき at 2008-03-18 00:48 x
ドクさん
よぉおこし
え?
なんです?
そんなトシて
そんなトシでんがな
ほっときなはれ
ほんで
まあええんかいなもぉ
ほんで
価格重視
もちろんでっせ
ほなけんど
つきあいもだいじでんがな
ほんで
やっぱりアナゴは蒸し穴子でっしゃろ
よぉわかったはりますがなもぉ
さすがです
鋭いのは顔だけやおまへんなぁ


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