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2008年 08月 13日
サクマ式ドロップス
サクマ式ドロップスを買ってきた
なんと1缶105ヱン(キリン堂)
昔はもっと高かったような気がするが・・・

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あこがれのサクマ式ドロップス
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


べつに飴をしゃぶりたかったわけではないが
この缶入りドロップ
子供の頃からのあこがれだった
よゐこにしていないと買ってもらえなかった

サクマ式ドロップス
サクマ製菓の「サクマドロップス」とはベツモノだ
元々は同じ会社だったらしいが
サクマ式ドロップスは漢字の佐久間製菓
まちがえやすい
注意が必要だ
佐久間製菓のHPに歴代の缶の絵がある
ボクが子供のころの缶は昭和30〜40年代のオレンジの輪切りのヱだったと思うが
記憶力が減退しているので定かではない

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ドロップのカタチは
丸、四角、菱形、水滴型、楕円などがあるが
カタチと味は関係がない
味のバリエーションは8種類
写真右端が有名なハッカ
時計回りにレモン、イチゴ、パイン、オレンジ、グレープ、メロン
中央がチョコレート
子供のころはハッカがきらいだった

フタが開けにくい
爪で開けると爪をはがしてしまいそうだ
スプーンなどを使ってこじ開ける
子供が無闇に開けない仕掛けかと思ったが
密閉製を高めるためにこうなったらしい
湿気がまわるとネチャネチャになって缶の中にへばりつくのだ

とりあえず
ハッカを食べてみる
うっ!
うまいやん
そうか
なるほど
いつのまにかボクは大人になっていたのか

by ikasasikuy | 2008-08-13 11:51 | 食文化論 | Comments(20)
2008年 08月 11日
タコ焼きマシーン
大阪ではどこの家にも必ずタコ焼き器があるというウワサがある
ほんとうだ
とゆうより当たり前のことだ

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電気タコ焼き器
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro

昨日
近所のマツヤデンキでタコ焼き器を買った
電気式24連発マシーンだ
30年来使ってきたガス式14連発タコ焼き器は廃棄処分だ
ガスは火力の調整がしやすいが
台所から長いガスゴム管を引っ張らなくてはイケナイ
これは我が家にとって大きなネックになっていた
ラムタラがつまづいてコケるのだ

新しいタコ焼き器(タコ焼き鍋)は
鉄板表面になんじゃら加工が施してあって焦げ付かないのである
したがって
タコ焼き素人のボクにも上手に焼くことができる
あのタコ焼き名人の "jamさん" に言わせると
「ヱッ!」というぐらい薄い生地で焼くのがコツらしい
生地のレシピは・・・
(別館ホテル・ニュー蛇紋 Tシャツ事業部jam日誌より無断転載)

 ポイントは「いかに粉を少なくするか」です。
 種の割合は、小麦粉100gに水500ccです。
 大きめのボールにコレの3倍くらいを作ります。
 あ、玉子は5個くらいです。
 したがって黄金比=小麦粉300g:水1500cc:玉子5個 (→これで75個作れます。)
 玉子玉子したほうがイイと思う人は2〜3個さらにプラスしてください。
 それに塩少々、顆粒のだし3フリくらい。
 「なんや、しゃぶしゃぶやんけ」と思うけど、それであってます。
 それ以上粉を入れたら不味いのです。

こんなんも参考になる
うちは日清製粉の「たこ焼粉」を使っている
面倒くさくないうえに結構イケる
ちなみに我が家には玉子のストックはないが
タコ焼きのときはわざわざ買いに行く

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もちろん
タコは明石産だ
外側はカリッと香ばしく
中はトロ〜ッととろけなくてはイケナイ
何年ぶりかの「家タコ焼き」
24コのうちスイッチ側の4コが熱の通りが悪いが
それでもまあまあうまく焼けた
味はもちろんベリロールだ!

by ikasasikuy | 2008-08-11 22:46 | 食文化論 | Comments(20)
2008年 07月 31日
mariné
このまえ釣った明石海峡のマメアジをマリネにする
中途半端なサイズのマメアジなので
頭を落として揚げる(揚げたのは妻だが)

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The marinade of small horse mackerels on the Nabeta glass.
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


漬けて3日目
さっぱりした酸味に
厚めの衣にしみた油がコクを出す
夏の味だ
いままでは
マリネ用のマメアジをわざわざ釣りに行ったものだが
ここ二、三年はタコ釣りのオマケで釣れてしまう
他の釣り人が大アジを狙っている間隙を突いて
小さめのサビキでマメをせっせと釣る
結局大アジ狙いの釣り人はほとんどボーズに終わるが
マメアジはワンキャスト2フィッシュ3フィッシュ
あっというまに2〜30匹釣れる
他の釣り人が釣ったのもちゃっかりもらう
むふふ

 
 マリネとは
 フランス語で「漬ける」という意味だ
 つまり
 沢庵は大根のマリネということになる
 奈良漬けは瓜のマリネ
 千枚漬けは蕪のマリネ
 ベチュキムチは白菜のマリネ
 西京漬けは・・・
 もうええか
 


今日で7月も終わりだ
いよいよ夏本番だ
せっせと遊ぼう

by ikasasikuy | 2008-07-31 11:59 | 食文化論 | Comments(4)
2008年 07月 23日
百事可楽
一昨年の秋
上海へ行った帰り
虹橋空港で買ったペプシコーラ

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中華ペプシ
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


もう2年近く経っているし
腐っているかもしれない
しかし
缶詰だから大丈夫かもしれない
よし
「どないなってるか見てみたろ」

クァシャッ

爆発するかと思ったが
なんともなかった
色といい
きめ細かい泡といい
薬臭い香りといい
コーラだ
紛れもなくコーラだ
「どんな味かちょっと飲んでみたろ」

グォックン

なんだ
普通じゃないか
「百事可楽」と書いて
「ペプシコーラ」と読むのか
そうか
中国にはカタカナがないのだ
不便な国だ
ダンボールで豚まんを作るぐらいなら
カタカナを作ったらどうだろう
来月
オリンピックがあるのだがなぁ
だいじょうぶなんだろうか

ついでに空港で買った
サントリーの烏龍茶(中国産)が2本ある
飲んでみたいひとにプレゼントしよう
ただし
缶詰ではなくペットボトルだ
品質の保証は一切無い

by ikasasikuy | 2008-07-23 17:08 | 食文化論 | Comments(14)
2008年 07月 12日
昔トマト
けんちゃんがトマトをいっぱいくれた
このトマト
昔の味がする

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昔味のトマト
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ボクが子供の頃
リアカーを引いて売りにくる八百屋があった
リアカーを引いているのは
真っ黒に日焼けした小さなお婆さんだ
大きな茄子や大根や南瓜
長くていがんだ胡瓜をいっぱい積んで
よろよろと売りに来た
お婆さんは無口で無愛想だが
だまっていても飛ぶように売れた
安くて美味しいからだ
ボクの目当てはトマトだった
大きくて
甘くて
酸っぱいトマトだった
少々カタチはいびつだが
炎天下で顔をびしゃびしゃにぬらして頬張るトマトは
真夏の味がした
いわゆるマイソウルフードなのだ

けんちゃんありがとう
けんちゃんのおかあちゃんありがとう
また遊びにいくけんな

by ikasasikuy | 2008-07-12 17:51 | 食文化論 | Comments(10)
2008年 07月 11日
カニ
タコの次はカニだ
この本
やっぱりおもしろい

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マザーフードマガジン「旬」がまるごと3月号
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


主にズワイ、タラバなど
食べられるカニのことばかり取り上げられているのは
「食材マガジン」なので仕方がないが
押さえるべきところはおおむね押さえている
どんな内容かは買って読めば一目瞭然だ
しかし
買ってまで‥‥という人のために少し説明すると

巻頭は本城直季の写真
(期待していた写真とは少々ナニがナニだったが)
カニ図鑑
カニ料理
その他カニにまつわるあれやこれやナニやカニや
開高健の「グラスは地球のふちを回る」の引用まである
そうそう
福井でセイコガニを食べて
「海の宝石箱だ」
と唸った行だ
(彦麻呂と同じレベルだと言う指摘もある)
香住!カニ検定試験・全100問もある
ちっち姐さんが最近読み直したという
「蟹工船の作者は誰か?」
などというハイレベルな設問もあった
(ボクは前半42点、後半26点、合計68点=不合格?)
ぴちぴち姐さんの大好物「かにぱん」もあるし
あるだろうなと思った道頓堀「かに道楽」も当然のよう取り上げられていた
まあ
細かいと言えば細かいし
大雑把と言えば大雑把な内容ではある

一番目に焼き付いているのは
101ページに紹介されていた
ダン・ファンダーバーグの蟹の壁紙だ
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部屋の掃除しよ

by ikasasikuy | 2008-07-11 17:46 | 食文化論 | Comments(15)
2008年 07月 09日
おこげに胸を焦がす
米食人種の棲む国には
ごはんの「おこげ」をありがたがる風潮がある

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焦げ具合絶妙の塩むすび
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


ボクが子供の頃
ごはんはおくどはんに火をくべて
一升炊きの大釜で炊いていた
どこの家でもそうだった
まだ電気や瓦斯の炊飯器がなかったのだ
したがって
火加減一つで炊きあがりが変わり
風味もちがってくるのである
当然釜に触れている部分におこげができた
ボクらは兄弟(姉も居た)で奪い合うようにしておこげを食べた
火が強すぎておこげの多い日はうれしかった

料理を焦がしてはイケナイが
ごはんの「おこげ」は決して失敗ではない
むしろ
いかに焦がすかが料理人の腕とも言える
ボクの尊敬する料理人のJ師
自らの青春を「お焦げ作りにかけた」と言い放つ強者である
筋金入りのオコゲイストだ

ニッポンはもちろんのこと
近隣の国々にも「おこげ文化」はある
中国の「蝦仁鍋巴(シャーレンコーバ)」
韓国の「トルソッピビンバプ」
タイの「カオタンナータン」
ベトナムの「コムダップ」
数え上げればキリがないぐらいある
どれも食感と風味を大事にしている料理だ

ボクは今年
トースターを一台買った
焼き塩おにぎりのためにである

by ikasasikuy | 2008-07-09 20:48 | 食文化論 | Comments(13)
2008年 06月 03日
たこ楽
城端という小さな町にそのたこ焼き屋はある
屋号を「たこ楽」という
知ってる人は知っている
知らない人は憶えてね

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とても元気で愛想の良いたこ楽のおばちゃん
Fuji FinePix F30


去年
開店の日に食べに行ったのだが
いっこも美味しくなかった
それが
わずか一年足らずの間に
劇的に美味しくなっているのだ
なぜだろう
なぜかしら

これはボクの推測だが
粉の量を減らせば美味くなるということを知ったのだと思う
粉の量を減らす‥‥‥つまり水増しだ
もしかしたら
原材料の小麦粉が高騰したことが
奏功した理由なのかもしれないという疑念もある
ともあれ味は格段に良くなっていた

ただし
ボクらが正規料金を払って食べたやつは
明らかに売れ残ったやつだった
外側がめちゃくちゃかたかったのだ
しかも
鍋の中で回転させず放置していたので
下半分がやたらかたい
(たこ焼きの鉄板は関西ではたこ焼き鍋という)
かたすぎて
中国製の爪楊枝がまったく刺さらない
恐らく全国でも一二を争うかたさだと思う
(こういうのは関西なら悪くて半額、ふつうはオマケでくれる)
そもそも
外側がカリカリで中がトロリとジューシー
というのが屋台たこ焼きの理想型だが
カリカリにもホドがあるのだ
カリカリとカチカチはちがうということをわかってほしい
みな(総勢約2名)
口々に
「うまいけど歯にあわんわ」
と言いながらも
きれいにたいらげた
結局
うまかったのだ
愛想のいいおばちゃんは
ボクらの流麗な大阪弁に魅了されたのか
珈琲でも紅茶でも飲み放題にしてあげると言う
しかし
たこ焼きに珈琲,紅茶はいかがなものか‥‥‥
まあこの辺は北陸地方のセンスなのかもしれない
お茶をいただいた
カメラを向けると
「いやーん、私みたいなおばちゃん撮らないで」
と言いつつ
ちょっとポーズを決めてくれた
ボクはとてもステキなおばちゃんだと思った
この写真をtmに掲載したことがたこ楽の社長に知れると
掲載を中止せねばならぬかもしれぬゆえ
いまのうちによく見ておいてほしい


ところで
たこ楽には
もう一人若くてチャーミングな女店員が居るのだが
tmで紹介するのは勿体ないので"Various Clippings"の方に掲載した



たこ焼きと言えばこれは内緒だが
大きな声では言えないので小さな字で書いておく
素人なのにプロよりおいしいたこ焼きを焼く人物が関西にいるのだ
ただし屋外では火加減が難しいので屋内限定らしい
ボクはその人物が屋外で焼いたたこ焼きを食べたことがある
たしかに当人の言うとおりナニだった
したがって
彼の「絶対の自信のたこ焼き」を食べるには
彼の家まで行かねばならない
奈良だ
遠い

さてここでQUIZだ
そのたこ焼き名人とはいったいだれのことなのか?


by ikasasikuy | 2008-06-03 19:31 | 食文化論 | Comments(14)
2008年 05月 24日
春茄子
阪急神崎川に母の姉(伯母=故人)が住んでいた
ボクは「大阪のおばちゃん」と呼んでいた

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大阪のおばちゃんが遊びにくるときは
かならず梅田の阪神百貨店で
阪神電鉄の社章(菱形稲妻にレールの断面のヱ)の入った太鼓饅頭と
パルナスのピロシキを買ってきてくれた

パルナスのピロシキ
会社は2000年に営業を停止したらしい
揚げパンの中に肉と野菜のたいたんが入っていて
カレーの味のしないカレーパンみたいなものだったが
具体的にどんな味だったのかと聞かれると
すっかり忘れてしまっているのである
なにしろ半世紀近く食べていない
憶えているのは
「もっと食べぃや」
とおばちゃんやさしく言われて
「もうお腹いっぱいや」
と言いながら
口いっぱいにほおばったことぐらいだ
美味しかったのかというと
そうでもなかったような気がする
阪神の地下のイカ焼きや
551の豚まんの方がはるかにうまかった

パルナスのCMソング
40歳以上の関西人ならだれでもくちずさめるほど
有名なCMソングだ
仲村メイコが歌っていた

 パルナスの歌

 作詞・作曲:津島秀雄
 歌:中村メイコ、ボニージャックス

 ぐっとかみしめてごらん
 ママのあたたかいこころが
 おくちのなかにしみとおるよ
 パルナス
 あまいおかしのおくにのたより
 おとぎのくにのロシアの
 ゆめのおそりがはこんでくれた
 パルナス
 パルナス
 モスクワのあじ
 パルナス
 パルナス
 パルナス

この歌を聴いて
ロシアという国の
モスクワという町にあこがれた
なんとステキなところだろうと思ったものだ
ボクが小学生の頃は
ロシアという国は地図になかった
まさか
それがあのソ連だとは
夢にも思わなかった‥‥

by ikasasikuy | 2008-05-24 12:47 | 食文化論 | Comments(20)
2008年 05月 15日
そらまめ
そらまめを茹でる

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OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


そらまめは
軽く茹でて塩を振って食うのがうまい
他の食べ方もいろいろがあるが
詳しいことはわからない

そらまめは
大きくて長い鞘(さや)に入っているが
大豆やエンドウ豆のように
ぎっしり詰まっているわけではない
すきまだらけなのだ
一番長いやつでも豆は3つしか入ってない

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OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


茹でる前に鞘をむかなくてはいけない
鞘の中はふわふわした繊維で覆われていて
豆がつぶれないように守ってくれている
鞘をむくのは面倒だが
コツを掴むとすばやくむけるようになる
ボクは子供の頃から母親にやらされていたので
なかなか上手にむく技術を持っている
大笊二杯の鞘からとれるそらまめは
せいぜいどんぶり鉢一杯だ
なんと着膨れした豆だ

茹でたらこんどは薄皮をむかなくてはいけない
薄皮と言っても大きな豆だからかなり分厚い
薄皮が分厚いというのもおかしいが
分厚い薄皮だから仕方がない
薄皮をきれいにむくには少しコツがいる
コツを掴めばすばやくきれいにむけるようになる
ボクは子供の頃から母親にやらされていたので
なかなか上手にむく技術を持っている
分厚い薄皮をむくとさらに嵩が減る
せいぜい飯茶碗一杯だ
なんと着膨れした豆だ

これに塩を振る
振りすぎると当たり前だがからい
塩加減に注意が必要だ
じねんぼうの親方によると
岩塩が良いらしい
ほんのりとした甘味が良いのかもしれない
さっそく
なべたガラスの器に盛って
食べてみる
うっ・・うまい!
茹でただけなので料理とは言い辛いが

「美しい器が料理を美味しくすることがありますか?」
「あります」
「美味しい料理が器を美しく見せることがありますか?」
「あります」



最近ちょいちょい
このtmをラドン奥村支障・・いや、師匠がのぞいておられるので
あんまり迂闊なことは書けなくなった
支障・・いや、師匠といえば親も同然である
もうぢき還暦を迎えられる支障・・いや、師匠だが
まだまだ死にそうにもなく
むしろ昔より元気になられているとのウワサもある
下手なことを書くとはったおされるので
これからはウソ話もホドホドに書こうとおもう今日この頃である


by ikasasikuy | 2008-05-15 21:44 | 食文化論 | Comments(18)