カテゴリ:めん類学( 478 )

2007年 09月 02日
17時55分仙台発宝塚行きバジル1号
じねん親方からバジルペーストが届く
ふたを開けると
幸せの甘い香りが広がる広がる
パンチェッタと生ハムも同梱・・・

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冷製ジネベーゼ OLYMPUS E-410

リングイネがないのでパスタはふつうの1.6mmを使う
通常より1分長めに茹で硬さをみて冷やす
バジルペーストを生クリームと牛乳でのばしジェノベーゼソースを作る
冷ました麺にソースを絡め
ペコリーノがないのでパルメザンチーズのパウダーを振り
プチトマトを添える
フォークをぶち込んでグリグリ回して頬張る


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ジネクロスチーノ OLYMPUS E-410

ガーリックフランスがないので
パンネルのジャパンを厚切りにし
北海道産のニンニクをまんべんなく擦り込む
フライパンでカリッとなるまでトーストする
トーストの途中でもういちどしつこくニンニクを擦り込む
焼き上がったジャパンにバジルペーストをたっぷり塗り生ハムを乗せる
大きな口を開けて一気に頬張る


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ジネタコス OLYMPUS E-410

半生に茹でた小ダコの足をぶつ切りにする
胡瓜を同じ大きさにぶつ切りにする
大葉を細かく刻んでタコと胡瓜に混ぜる
オリーブオイル、バルサミコ、リンゴ酢で和える
酢が馴染んだらパジルペーストを少量加え混ぜ合わせる
ヱビスの黒ビールを飲みながら頬張る


もう
お腹いっぱいやがな
お腹へってるひとはごめんな
ただし
これはすべてボクが作ったので味の保証はない
ホンモノが食べたい人は
仙台市地下鉄泉中央駅下車徒歩2分
旬味三昧「じねんぼう」まで

by ikasasikuy | 2007-09-02 18:37 | めん類学 | Comments(12)
2007年 04月 03日
三佳
ちょっと前
わが町「さかせがわ」のくだりで

 うどんの「三好」がなくなって
 広島焼きの「ほり川」がつぶれて
 もう
 うまいものを食わせる店など皆無に等しいボクの町の駅前だ
                 (tm 2007/3/23 "sakasegawa")


書いた
たしかに書いたのだが
ひとつ大きな勘違いをしていた

逆瀬川駅裏に
四年ほど前から「三佳」という蕎麦屋が店を出している
ぴちぴち姐さんも行ったことがあるという店だ
もちろん蕎麦だけではなくうどんも供するらしい
ボクはまだ一度も入った事はなかった

今から二十年前
同じ場所に「うまい」うどん屋があった
きつねうどんが評判だった
ほどよく甘く煮たうす揚げと、しっかりとしたかつお出汁が絶妙だった
屋号を「三好」といった・・・(と思っていた)
読みは同じ「みよし」だが字が違う・・・(と思っていた)
つまり
ボクは長い間、「三好」と「三佳」は別の店だと思い込んでいたのだ


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逆瀬川「三佳」(Casio G'z One)



昼にはまだ少し時間があったが
暖簾がでているのを見届けた平蔵は「三佳」の暖簾を潜った
店は分厚くて大きな一枚板のテーブルのすっきりとした佇まいで
いかにも「味」で勝負をしているといった風情である
二十年前
平蔵が通った「三好」とはまったく違う店構えである

「いらっしゃいませ」

かなり薹が立ちきった女中が茶を運んできた
小洒落たポケットアルバム大の品書きを捲ると
三佳定食というのが目に飛び込んできた

「これは豆ごはんがついておるのか」
「はい、かけ蕎麦に豆ごはん、茸和えの一品、それに香の物が付きますでございます」
「うむ、それをたのむ」
「かしこまりましてございます」

待つこと十分
三佳定食が運ばれてきた


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シンプルな三佳定食(Casio G'z One)


豆ごはんは久しぶりである
まず
豆ごはんからひとくち

「うむ、これは美味い」

ほのかな塩加減である
豆ごはんの決め手はこの塩加減だ
これは
祇園「山ふく」の豆ごはんに勝るとも劣らぬ味
つまり
勝るとも劣らぬ塩加減である

次いで蕎麦をひとすすり

「うむ、見事なかつお出汁だ」

平蔵は思わず頬を緩めた
なぜなら
品書きの仕舞の方に「カレーうどん」の文字を認めていたからである

「これは期待できるやもしれぬ」

このことであった
貪るように食べ切った平蔵は
女中に

「亭主を呼んでくれ」

といった
女中に声をかけられ出てきた店の主は
意外にも若い男であった

「亭主か」
「さ、左様でございます」
「ちと訊ねるが、この店、いつからやっておる」
「へい、ちょうど二十年になりますでございます」
「なに、二十年とな」
「へい、今の店に改装してからは四年でございますが」
「改装したのか」
「なにぶん古ぼけてきましたもので」
「うむ、その、二十年前じゃが、このあたりは小座敷ではなかったか」
「そ、その通りでございます」
「つまり二十年前からみよしは三好ではなく三佳であったというのじゃな」
「さ、左様で・・・」
「うむ、わかった」
「へ、へえ・・・」
「なかなか佳い味であったぞ、また来る」
「ありがとうさまにございます」


つまり
その当時から「三好」ではなく「三佳」だったのだ
あのころ店を切り回していた老夫婦は
今の亭主の両親であろうか
そのことを平蔵は敢えて訊ねなかった
今も健在であろうとは考えにくいからであった

by ikasasikuy | 2007-04-03 21:55 | めん類学
2007年 02月 17日
音威子府そば
朝から贅沢にも音威子府蕎麦である
ポール君がボクに教えてくれたそばである
日本中に
数あるそばの中で
「これが一番うまいそばだ」

信じて疑わないボクである
そばは冬でも笊だ
「これが一番うまい食い方だ」

信じて疑わないボクである

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北海道産・音威子府蕎麦
北海道中川郡音威子府市街420 畠山きそば店


そばは茹でたてに限る
本当は挽きたての打ちたての茹でたてなのだが
なにしろ北海道産なのでそうもいかない
せめて茹でたてを食うのである

そばはひとを待たせても
ひとはそばを待たせてはいけない
それがそばに対する礼儀なのである
茹で上がったら
サッと冷水にとって
サッと笊にあげて
ずずずーと音を立てて食わねばならない
本当は写真なんか撮っている場合ではないのだ

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そばは冬でも笊だ
それでも
熱いそばも捨てがたい
「冬はやっぱりふうふういいながら熱いそばだ」

信じて疑わないボクである
つまり
言うことにまったく一貫性のないボクである

朝からそばを四人前平らげた
幸せである
こんなことで幸せになれるのは
ニッポン人の特権だ

by ikasasikuy | 2007-02-17 12:11 | めん類学
2006年 10月 28日
音威子府そば
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音威子府蕎麦
ほぼ真っ黒な蕎麦である
今年も
ぽーる六十一番弟子が送ってくれた
噛めば大地の恵みと深い滋味が鼻腔に香る
うまい
これでまた
無事に年が越せそうである
おおきに

by ikasasikuy | 2006-10-28 13:53 | めん類学
2006年 10月 14日
らんめん
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ナマズ川の近くにある「らんめん」がリニウアルオープンである
5ヶ月ぶりに行ってみる
カウンター席が少なくなってテーブル席が増えている
店構えもラーメン屋とは思えぬ高級感が漂っている

味はどうかというと・・・
ああ
同じだ
麺は文句なしだが
スープがやっぱり決定的にダメだ
だだがらくてまったく飲めないスープだ


開高健師が少年の頃
ロンドンの街角で食べたフィッシュアンドチップスのうまさが忘れ得ず
いつかまたフィッシュアンドチップスを食べたいと長年思い描いていたという
晩年、ロンドンを訪れる機会を得たときに
同じ店でフィッシュ&チップスを買って食べたという
当時と同じように公園のベンチに座り
フランスのエロ新聞に包み直して頬張ってみたところ
これがさっぱり美味くなかったという
パサパサしてとても食えたものではなかったという

歳を重ねるにつけ美食の限りを尽くしてきた舌は
少年の頃
あれほどうまいと思ったフィッシュアンドチップスを
うまいとは思わなくなってしまっていたらしい
師はこれを「知恵の悲しみ」といった

果たして
ボクが25年間食べ続けてきたラーメンもまた
知恵の悲しみなのだろうか
たしかに
最近はラーメンに食指が動かない
頭のなかはカレーうどんが渦巻いたりしている
しかし
ボクの舌はそれほど飽食の限りを尽くした覚えはない
それに味がおかしくなったのはこの二、三年の間だ
それまでは変わらず美味かったのである

代が変わって味が変わる
食べ物屋にあるまじきことだが
じっさいよくあることだ
ところがこの店
以前にも増して繁盛しているのだ

不思議である

by ikasasikuy | 2006-10-14 16:23 | めん類学
2006年 06月 28日
new year's party of nig and sax
今日は神戸でニグ&サックスの新年会である
この蒸し暑い時期に新年会というのもおかしいのだが
とにかく今年初めての会合なので
だれがなんといっても「新年会」なのである

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ヨコヤマ会長が遅刻してきたので
代わりに乾杯の音頭をとったお疲れ気味のゾンマサ副会長


クラブが出来て今年で25年
つまり四半世紀に渡る名門クラブだが
年々高齢化が進み
ほぼ壊滅寸前の釣りクラブである
とうぜん出てくる話は「むかしばなし」
10年前はおろか
ほとんど記憶から消え去りかけた20年以上むかしの話に花が咲く
なにしろ二十数年分のストックがある分
話題には事欠かない
無尽蔵に昔話が出てくるのだ
カビの生えたような古い話ばかりだが
これがこれでまた実に面白い

場所は例の神戸の街に詳しいカメカメ812情報による
三ノ宮生田新道の「桃源」だ
中華料理屋なのだが
この店のウリは回春料理ともいうべき内蔵系
胃袋、子袋、腸詰、鹿のアキレス腱、豚足、蛙、海鼠
もちろん餃子、炒飯、烏賊団子、青菜炒めなども申し分無い
とにかく味付けが独特で絶妙
カメカメ812が推奨するだけのことはある

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〆は具沢山の五目汁そば(これはもう絶品中の絶品)


ウィークデーの仕事帰りで疲れきったおじさんたちも
帰りはみんな元気溌剌だ
いや
久しぶりに面白い宴会であった

by ikasasikuy | 2006-06-28 16:25 | めん類学
2006年 03月 24日
大門素麺
24 mar. 2006 (fri) ookado soumen

大門素麺が底をついて数ヶ月が過ぎた
他のメーカーの素麺で食いつないできたがもう限界だ
もうこれ以上大門素麺を食わずに生きていくことなどできない
地元の「揖保の糸」や「三輪素麺」ではとてもダメなのである
いつもは友人井口之夫に送ってもらうわけだが
彼とて慈善家というわけではないので
そうそうこちらのリクエストに応えてばかりもいられまい
そこでネット販売をしている店を教えて貰い注文した
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流石は商売人である
注文したらすぐに商品が届いた
飛び上がって喜んだボクは
宅配便屋から素麺を受け取ると同時に
大鍋にたっぷりの湯を沸かしたのである

今日はめっきり春らしい陽気なので
当然とばかりに冷やし素麺である
ああ
なんという素晴らしい食感だ
大門素麺のおかげで素敵な昼を過ごせたというわけだ
これでボクもしばらくの間は
この世に生きながらえることができよう

ところでこの大門素麺
となみ野農業協同組合というところが発売しているのだが
ひと包みづつ生産者の名前が記載されているらしいだ
そこで包み紙をよく見てみると
なるほど
生産者氏名「黒田権一」と書かれている
クロダケンイチなのかクロダゴンイチなのかは定かでないが
出所が実にしっかりしているのである
友人井口之夫に言わせると
生産者によって麺の太さや味が異なるらしいのだ
彼の掲示板に
生産者ごとに食い比べてみるのも面白そうですなぁ
6月くらいに食い比べのイベント企画しよーっと
などと書いてあったが
ウソに決まっている

by ikasasikuy | 2006-03-24 10:32 | めん類学
2005年 11月 03日
音威子府蕎麦
3 nov. 2005 otoineppu soba

札幌のぽーる六拾壱番弟子から
音威子府蕎麦が届いた
少し堅めに茹でて冷水に晒す
笊にがさがさっと盛って出来上がり
真っ黒でまるでヒジキのようだが
これがなんとも美味いのである

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口一杯に頬張って噛みしめると
そこはかとない滋味が広がる
蕎麦は素朴でありながら実に豊かな食べ物だ
人はいい蕎麦に出会うと
それだけで寿命が伸びるのである

久米川雅志君
きみはいい人だ
きみのしたことはとてもいいことだ
なにしろこれでボクは無事に年が越せるのだからな

by ikasasikuy | 2005-11-03 16:24 | めん類学