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2006年 01月 30日
奥丹波濁り
30 jan. 2006 (mon) okutanba nigori

どぶろくを漢字変換すると「濁酒」となる
あたりまえといえばあたりまえのことなのだが
なるほど‥‥と、あらためて思う
さて
山名のにごり酒である

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甘からず
辛からず
まことにころ加減なうまい酒である
口に含むと
細かな気泡が鼻から抜ける
厳寒のさなかに思い切り冷やした濁酒を呑む
今年もまた厳しい冬の寒さをしみじみと味わう
これもまた一興である

by ikasasikuy | 2006-01-30 14:13 | 醗酵飲料学
2006年 01月 29日
taj mahal
29 jan. 2006 (sun) taj mahal

Taj Mahalのアルバムは何枚かあるが
これはマーティンスコセッシが集めた作品集で
ベスト盤というわけではない
したがって買う必要もなかったのだが
ネットオークションで310円という許しがたい安さに
買わざるを得なかった一枚なのだ

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"Taj Mahal"

和名で書けば「但馬春」となる
但馬といえばボクが住んでいる兵庫県の日本海側だ
つまり「ウチの田舎のハルちゃん」だ
2曲目に入っている"Dust My Broom"
12曲目の"Fishing Blues"
14曲目の"Freight Train"は聴きモノである

ついでに買ったDan Penn
日本語で言うと「断片」であるが
ホワイトブルースかと思ったら
どうやらそうではないらしい

小耳に挟んだ名前を断片的に思い出したので
ついつい買ってみたというわけだ
但馬春より遙かに高かったのに
ああ
まったくかいもくさっぱりなのだ
だれか聴きたい人がいればさしあげよう

by ikasasikuy | 2006-01-29 14:13 | 民族音楽
2006年 01月 28日
琉球三線
28 jan. 2006 (sat) ryukyu sanshin

今日は大正区のうるま御殿で新年会がある
今頃みな泡盛を浴びつつ踊り興じていることだろう

琉球の民族楽器
三線(さんしん)を練習している
いつか八重山の島々を三線担げて巡り歩こうと思っている

三線のことを蛇皮線(じゃびせん)という人がいるが
これは誤った言い方だ
その昔、ヤマトがウチナーの文化を蔑視した言い方なのだ
もともと沖縄には「蛇皮線」という言葉はない

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ふだんボクは6本弦のギターを弾いている
ピッキングスタイルは2フィンガーだ
つまり
右手の親指と人差し指(ときたま中指)で弦を弾き
左手は全ての指(親指を含む)で弦を押さえるやり方だ
ところが三線の場合は
右手の人差し指に爪という大きなバチを付け
その人差し指一本だけで弦を弾く
さらに
左手は人差し指、中指、小指の三本だけで弦(チル)を押さえる
なぜか薬指は一切使わないのである
同じ弦楽器でありながら奏法はまったく異なるのである
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三線のチーガ(太鼓)の皮はニシキヘビの皮である
ボクは爬虫類が大の苦手なのでこれはたまらない
そこで
那覇国際通りの三線専門店にオーダーして
人工皮革製の三線を作ってもらった
見た目や手触りは本革そっくりで音も悪くない
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琉球民謡の基本はメロディラインを弾きながら歌うことである
メロディライン+装飾音+ボーカル
つまりこれは
まったくロバートジョンソンのデルタブルースなのだ

by ikasasikuy | 2006-01-28 14:12 | 楽器
2006年 01月 27日
candle light
27 jan. 2006 (sat) candle light

とある妙齢の女性から
青くて四角い大きな蝋燭をいただいた
(妙齢の女性=うら若き女性‥‥‥広辞苑第4版)
実は
こういうものをもらったことがないので
少しく華やいだ気分に浸っているところなのである
しかしながら
蝋燭というと台風に備えて準備するぐらいのもので
まずボクの日常からは離脱した存在であるから
華やぎつつ戸惑いもひとしおなのである

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台風が来て停電になるまで待てないので火を点けてみる

バナナ型をした黄色い炎が鮮やかに灯る
おお!
雑然としたボクの部屋が
瞬く間にお洒落な空間に変貌する
なんという不思議な力だ
この大きさなら
台風が来るまでに
何度も点けたり消したりして楽しめるぞ

贈り主の女性がどんな方なのかよく知らない
確かなことは
シンガーでマウス画家で蝋燭職人であるということだ
ほら
蝋燭の炎から才女の香りが漂ってくるではないか
ボクはというと
お返しできるモノがなにもないので
たいへん困っているところなのである

by ikasasikuy | 2006-01-27 14:11 | 意匠
2006年 01月 26日
コニカミノルタ
26 jan. 2006 (thu) konica minolta

アールワリバースノアール
アールワリバースノアール
と、呪文を唱えながら巻き始める
自信はあったがいざ巻き取り始めると不安が胸をよぎる
微妙な重みを感じつつリールのハンドルを巻く
「オオッ!キテルキテル!」
まるで小さなメバルが乗ったような微妙な重みだ
「バレルナヨ、バレルナヨ‥‥‥」
そして足元まで寄たそのとき
「カサッ」という音を指先に感じてテンションは解けた

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「ヨッシャ!」
ランディング成功だ!
久しぶりに途中でちん切れずに巻き取りに成功した

このフィルム
今気が付いたがコニカミノルタ製だ
コニカミノルタが撤退を発表する数日前に買ったものである
いつもはFujiなのに今回はコレを買った
理由は簡単だ
このフィルムだけダントツに安かったのだ
もしかしたら
業界撤退を発表する前から
すでに在庫処分をしていたのだろうか

by ikasasikuy | 2006-01-26 14:10 | 光学機器・写真学
2006年 01月 25日
wood carving
25 jan. 2006 (wed) wood carving

去年は年間20本しか作らなかったので
今年は製作数を25%増加する予定である
目標は25本だ
まず最初の5本を削り始める

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直径25mm、長さ100mmの円筒形桂材を削る

削り始めて3時間
やっと荒削りが終わる
マディウォーターズのルアーのコンセプトは
「あらけずり」だ

ネーネーズを聴きながら
一本いっぽん丹念に削るのである

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スローテンポな島唄を聴きながら削ると
作業能率が大幅に低下する

by ikasasikuy | 2006-01-25 14:09 | 漁具概論
2006年 01月 24日
24 jan. 2006 (tue) snow

太郎を眠らせ
太郎の屋根に雪ふりつむ
次郎を眠らせ
次郎の屋根に雪ふりつむ

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ホテルの屋根に降る雪は
過ぎしその手か囁きか
ふかふか煙突煙吐いて
赤い火の粉も刎ね上る
今夜み空はまつ暗で
暗い空から降る雪は
ほんにわかれたあのをんな
いまごろどうしてゐるのやら
ほんに別れたあのをんな
いまに帰つてくるのやら
徐かに私は酒のんで
悔と悔とに身もそぞろ
しづかにしづかに酒のんで
いとしおもひにそそらるる
ホテルの屋根に降る雪は
過ぎしその手か囁きか
ふかふか煙突煙吐いて
赤い火の粉も刎ね上る

ボクの好きな三好達治と中原中也の詩である

昨日の朝のこと
夜明けと同時に起き出して窓を開けると
眼下の屋根やねが美しく朝日に輝いていた


by ikasasikuy | 2006-01-24 14:08 | 気象学
2006年 01月 23日
しぼりたて
23 jan. 2006 (mon) squeezing setting up

しぼりたてである
しぼったばかりということだ
なるほど若い味がする
それはボクにもわかるのだが
そこから先がなかなか見えてこない
深淵の底からトロリと沸きあがるひと滴がない
つまり青い
そんな酒である

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人も酒と同じではないか
若けりゃ佳いというものではないはずだ
そう思うと
老顔を埋める皺の一本いっぽんにも深い味わいがあるし
鼻につく加齢臭にさえ練り上げられた味わいを感じる

そう思いつつ
我が顔を鏡に写し観る
ああ
まだまだ青いなこれは‥‥‥

by ikasasikuy | 2006-01-23 14:07 | 醗酵飲料学
2006年 01月 22日
ネコの気持ち
22 jan. 2006 (sun) cat's feelings

ネコの気持ち‥‥‥

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生まれたときから飼い猫であっても
雄猫には野生の心が残っているのだろう
ときおり激しい闘争心や鋭い警戒心を垣間見せる

甘える仕草は見せても
決して服従しようとはしない
飼い主との一定の距離を保ちつつ
自らの主張と自由を貫き通している
ネコ科特有のライオンハートを持ち続けているのである

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食べて寝て暴れてまた眠る
ホットカーペットの上はよほど居心地がよいのだろう
あおむけに寝そべっては
日がなゴロゴロしているのである

ときどき物音にピクリと目覚め
ボクを見据えては「ダレだオマエは」と言っている

by ikasasikuy | 2006-01-22 14:05 | 動物心理学
2006年 01月 21日
昭和
21 jan. 2006 (sat) shouwa era where it disappears and goes

時代が平成になって十八年目の春
ふと気が付くとボクの周りから昭和が消えかかっている
ボクが生まれた昭和二十七年頃は
まだどの家にもテレビさえなかったのに‥‥‥

音楽カセットテープが出現したときは
だれもがそのコンパクトさに驚愕したものだが
ほんの僅かな時の流れのうちに消え去っている‥‥‥
そして
今日もまた
ひとつの銀塩カメラが終焉を迎えたと報じられている
心温まるアナログィな道具たちは
ことごとく無機質なデジタルに取って代わられているのだ

町から市場が消え
巨大なスーパーマーケットになり
ノスタルジックな大衆食堂が影を潜め
味気ないファミリーレストランが幅を利かせている

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木の温もりに旧き佳き昭和を感じる(北サンボア)

ボクの神戸は
あの忌まわしい大地震で昭和を失ってしまった
名残をとどめる高架下商店街さえ風前のともし火となっている
時代は日進月歩
歩みを止めることを知らない
心休まる場所を求め
さまよい歩く今日この頃である

by ikasasikuy | 2006-01-21 14:04 | 大衆社会学