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2008年 01月 31日
琉球的屋根の色
沖縄の普通の家の屋根だ
琉球瓦が葺かれている
漆喰で固められ台風に強い

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うちなーの古い家の屋根
OLYMPUS E-410 with LensBaby


古い家だ
どれぐらい古いかはわからないが
屋根の色を見れば
相当古いことがわかる
二十年や三十年ではきかないだろう
おそらく半世紀
いや
もっと古いと思われる

琉球瓦は「赤瓦」とも呼ばれる
朱色の素焼瓦だ
それを何枚か重ねて日本瓦のように重くしてある
日本瓦の平瓦に当たる女瓦の上に
丸瓦に相当する男瓦を載せ
つぎめを白の漆喰で塗り固められている
この漆喰は珊瑚を焼いて作ったものらしい
台風の強風で瓦が飛ばされないように補強しているのだ
思うに
この瓦の赤と漆喰の白のコントラストが
琉球的町並みのメインカラーではないだろうか
それに空の青が加わると
えも言われぬ美しさだ
屋根のシーサーも映えるというものだ

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しかし
風雨にさらされるうち
赤も白も鈍く色褪せていく
鮮やかだった色が鄙びた色になる
そこに住む人と共に枯れていく
それもまた一興か

ふと
こんな歌を口ずさんだりする・・・

 これこれ屋根のシーサーさん
 西へ行くのはこっちかえ
 黙っていては分らない
 ぽっかり浮かんだ白い雲
 何やら寂しい旅の空
 愛し殿御の心の中は
 雲にお聞きと言うのかえ

  iya nani kaeuta da.

by ikasasikuy | 2008-01-31 12:49 | 文化人類学
2008年 01月 30日
象乃会公認第2号
1992年ミャンマー生まれの牝象
近所の公園にある象乃会公認遊具だ

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ナオミ・スー・チー
Casio G'sOne


ナオミ・スー・チー
通称は「ナオスー」だ
ドー・アウン・サン・スー・チー女史とは無関係らしい

今年16歳になる彼女は恋多きヤングレディエレファント
とても可愛い
一時
ポンサレックと仲を噂されたが
どうやら彼女は別にいい男がいるようだ

彼女の人気は
その愛らしいマスク
子供たちに絶大な人気がある一方で
遊び方がよくわからないという苦情も寄せられている

遊び方は概ね
お腹の下に潜り込んで開いた目玉から外をのぞくか
背中の上に乗って鼻を滑り降りるかだが
潜り込むと頭をぶつけて泣く子が続出するし
鼻を滑り降りると地面に叩き付けられて泣く子が続出している
そんなわけで
現在
象乃会ではナオスーの安全な遊び方を研究しているところである
もちょと待ってね



今朝
宮部みゆきを一冊もって2×4へ行くと
またも入り口に貼り紙が・・・

天理教の修行に行くため五月まで休みます

なっ
なんということだ!
店主は天理教の信者だったのか
天理高校がラグビーの名門だということは知っていたが
2×4の店主が天理教の信者だとは知らなかった
それにしても五月までとは
困った
いや実に困った


by ikasasikuy | 2008-01-30 00:20 | 動物心理学 | Comments(12)
2008年 01月 29日
PRIORITY SEAT
優先席だ
最近は電車でもバスでも
必ず優先座席がある

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バスでよく見かける昔のお嬢さん二人
Casio G'sOne


老人と
体の不自由な人と
妊産婦と
赤ちゃんを連れている人のための席だ

しかし
それはマナーであってルールではないというように
いつも高校生が座っている
彼らは漢字は読めるけれど
きっと
立っていられなほど疲れているのだろう

優先席に座っている高校生たちよ
ボクはキミタチに何も言わないけれど
ひとつだけお願いがある
いつかキミタチが老人になったとき
疲れた高校生に席を譲ってやってくれたまえ

by ikasasikuy | 2008-01-29 12:10 | 倫理社会学 | Comments(19)
2008年 01月 28日
OLD VANGUARD
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道具は使えば使っただけ痛む
どんなに美しいものでも醜くなる
あたりまえだ
しかし、それが味になるものもある


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隻眼のオールドヴァンガード 研ぎ出し
OLYMPUS E-410 with Zuiko Macro


美しい黄色の研ぎ出しヴァンガードだったが
使いすぎてボロボロになってしまった
アイは片方はなくなっているし
ボデーには大きな亀裂が走っている

長い間使っていると
フックアイを中心に円い溝が掘れる
釣り人はこれをフックサークルと呼ぶ
ウッドでもプラスチックでも同じようにできる
特にウッドにできた溝は深い
美しさは失われたけれど
釣り人にとっては愛おしい傷跡だ

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オールドヴァンガード 研ぎ出し
OLYMPUS E-410 with Zuiko Macro


古くなったり壊れたりしたものは惜しげもなく捨てるボクだが
バス用のトップウォータープラグだけは捨てられない
使えなくなっても捨てられない

向こうへ逝くときに持っていって
サンズリバーや蓮の池でトップウォーターバス釣りをしようと思う

by ikasasikuy | 2008-01-28 21:20 | 漁具概論 | Comments(4)
2008年 01月 27日
茶漬け
桂枝雀の落語に
茶漬け閻魔というのがある
「わしが閻魔や。茶漬け食うてんねん」
ではじまる有名な噺だ
釈迦くんや基督くんが登場してとても面白い

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天下一品・海苔茶漬け
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


ごはんに塩を振って食べるのが一番簡単な食事だとすれば
茶漬けはそれに次ぐシンプルフードだ
なにしろ
ごはんに茶をかけるだけだ
夏は冷や飯に冷えた麦茶もうまい
しかし
冬はもちろん熱いごはんに熱い緑茶だ
ただし
甘味の強い玉露などもってのほかだ
緑茶は
玄米茶も香ばしい風味があってよいが
ちょっと渋めでヤスモンの番茶が最高だ

お湯をかけるのは「ぶぶ漬け」で
すまし仕立てのだし汁をかけるのはただの「汁かけ飯」だ
お茶漬けとは一線を画するので注意が必要だ

さて
この茶漬けはただの茶漬けではない
畏れ多くもかしこくも
天下一品の海苔茶漬けである
つまり
白米のごはん
海苔
熱々のお茶
それだけならごく普通の海苔茶漬けだが
これは海苔がちがう
見よ
これが日本一の海苔だ

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THE 海苔
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


一見コウモリの屍骸に見えるこの黒い塊こそが
天下一品、日本一の海苔だ
じつはこれ
じねん虎の巻の十二月号の年末ジャンボ懸賞に応募して
めでたく3等が当ってもらったものだ
ラッキー!
聞くところによると
1等の賞品は100キロオーバーのクロマグロまるごと一匹だったらしい

海苔はさっと炙る
砕いて御飯に振りかける
その上から熱いお茶を注ぐ
できあがりだ
風味抜群
滋味無窮

どんな味か
詳しくはここを見るよろし
http://sky.ap.teacup.com/jinenbo/861.html

by ikasasikuy | 2008-01-27 21:26 | 食文化論 | Comments(4)
2008年 01月 26日
象乃会公認第1号

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ポンサクレック・シンワンチャー
Casio G'sOne

タイ生まれの牡象
立派な象牙が自慢である
同名のボクサーがいたが関係はない
近所の公園にある象乃会公認の滑り台だ

ポンサクレックの趣味は魚釣りらしい
ただし
磯釣り専門なので
ボクとはあまり話が合わない

冬はだれも遊んでくれないので退屈だと言っていた
冬場はどこの公園のゾウも退屈なものだ
春まで我慢するように言っておいた

近くを通りがかった折には
ポンサレックのために
面倒だが一滑りしていってほしい
よろしく


by ikasasikuy | 2008-01-26 12:11 | 動物心理学 | Comments(2)
2008年 01月 25日
いつもの川 其の二十三
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by ikasasikuy | 2008-01-25 19:14 | 釣魚小全
2008年 01月 24日
たこフェリー
修行明け
久しぶりに明石を徘徊する
フェリーボートに乗って明石海峡を渡ってきた

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岩屋港に到着したたこフェリーを降りると、すぐまた明石へ向けて出港していった
OLYMPUS E-410


たこフェリーだ
http://www.taco-ferry.com

10年前までは
淡路島へ釣りに行くときはフェリーボートだった
甲子園から志筑港まで2時間弱
今思えば気の遠くなるような船旅だった
ふだんは30分から1時間待てば乗れたのだが
盆、正月、ゴールデンウィークは
5時間から10時間待たねば乗れなかった
大橋が出来た今は
家を出て50分後には淡路島だ

甲子園フェリーはいつも満員だった
3時間以上待ちのときは
時間が惜しいので須磨へ走った
須磨から出ている淡路フェリーだ
するとこちらも3時間待ち
しかたなく明石へ・・・ということがよくあった
当時は明岩フェリーという会社だった
明石港を出て20分で岩屋港に着く
料金も安かったが
そのぶんクルマを運転する距離と時間が延びた

1998年に明石海峡大橋が開通すると
多くのフェリー会社が廃業した
当然、明岩フェリーも廃業するだろうと思っていたら
そうではなかった
2000年まで事業を継続し
さらに
その後も別会社(明石淡路フェリー)が事業継承し今日に至る
つまり「たこフェリー」だ
たこフェリー開業8年目
ももくり三年たこ八年だ

それにしてものんびりしている
大橋を通ればわずか3分で駆け抜ける明石海峡を
順番待ちやクルマの積み降ろしを含めると1時間弱かかる
時代の流れに完全に逆行しているように思う
それが、大橋が開通して10年たった今も
タコのように元気よく運行していることに驚く

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接岸作業も手慣れている

河内屋菊水丸のたこフェリー音頭が聴ける
 ↓
http://www.taco-ferry.com/download/tacoondo.mp3
アホまるだしの歌だ

考えてみると
たこフェリーは釣りをしながら何べんも見ているが
たこフェリーに乗ったことがなかった
というより
前身の明岩フェリーに最後に乗ったのも20年ぐらい前だ
ふたむかし前だ

フェリーの構造は今も昔も変わらない
タラップをあがると懐かしさが込み上げてくる
片道料金320ヱン
安い

航路は
明石を出港して大橋の下をくぐって岩屋まで
20分の船旅はあっという間だ
ボクはデッキに出て大橋の写真を撮りまくった
わずか20分だが
寒さで顔と手の感覚がほぼなくなった
鼻水が華厳の滝のように流れ落ちる

淡路島に着いたが
今日は釣り道具を持っていない
岩屋港から西へ20分ほど歩くと橋の真下に出る
橋の裏側は船の上から何度も撮ったが
陸地から撮ったことはなかった
こんな感じだ

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カブトガニの裏側みたいでちょっと気色悪いが
なかなかの希少画像ではないか
しかし
やっぱり気色悪いか


岩屋商店街をぶらぶら歩く
商店街といっても
商店が軒を連ねているわけではない
ポツンポツンといろんな店が細々と営業している

散髪屋
肉屋
電気屋
雑貨店
よろず食料品店
豆腐屋
うどん屋
焼き鳥屋
喫茶店
お好み焼き屋(数件あり)
民宿

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犬ににらまれる

商店街を抜けると岩屋ポートターミナル
帰りは高速艇だ
岩屋へ大スズキを釣りに足しげく通っていた頃
いつも播淡連絡汽船だった
ポートターミナルや桟橋を見ていると
またしてもなつかしさが込み上げてくる
淡路島側の船着き場が東根渡船の乗り場を兼ねていたので
クルマは明石に置いて播淡汽船で通った
いまは播淡連絡汽船ではなく
大橋開通後は明淡高速船が事業を継承し
さらに2年前から高速艇「淡路ジェノバライン」になっている
小さな船だが早い
13分で岩屋から明石へ戻る
運賃はフェリーより80ヱン高い400ヱンだ
高いぶん揺れ方もハンパではない
なんと言っても乗物酔いの世界チャンピョンのボクだ
あともうひと揺れでゲロを吐くというところで船は明石港に着いた

by ikasasikuy | 2008-01-24 17:25 | 光学機器・写真学 | Comments(13)
2008年 01月 23日
MOB・S
c0120913_1758525.jpgモブス
モーブスではなく
正真正銘のモブスだ
しかも青だ

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Top Water Junky "MOB・S"
OLYMPUS E-410 with Zuiko Macro


美しい青だ
ヒロシゲブルーだ
安藤広重が東海道五十三次に描いた
あの空や海や川や湖のブルーだ
そして
青の上に
オフホワイト
さらに
オレンジ
これこそが
ジャンキーブルーだ
あの
今は亡きサル森田が愛してやまなかったブルーだ
(まだ生きてる?)

ところで
モブスとはどういう意味だろう
知っているつもりでいたが
よく考えてみると
知らない
思うに
これは知っておかねばならない
なぜなら
モーブスという靴を名前買いする者が現われるほど
モブスには深い意味があると思うからだ
もしかしたら
「猛烈なブス」・・・否々
くだらぬ憶測はやめよう
よし
こんどけんちゃんに会ったら訊いてみよう
そうしよう
そうしよう


by ikasasikuy | 2008-01-23 17:56 | 漁具概論 | Comments(3)
2008年 01月 22日
喜多川歌麿
テレビで「喜多川歌麿」の特集番組をやっていた
徳川幕府にたてつき
寛政の改革に抗った歌麿を
時のヒーローに奉りあげていた
面白い

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幕府の禁に対抗する判じ絵入り美人絵(難波屋おきた)


寛政5年(1793)
幕府は遊女をのぞく女性の名前を絵に記すことを禁じた
判じ絵はその苦肉の策で、菜がニ把、 矢、沖、田
つまり
なにわやおきた

歌麿は美しい女を描きたかっただけだという
遊女ではなく素人娘
瓜実顔に吊り上がった切れ長の目
鼻筋が通っていて受け口のおちょぼ口
しかし
美人ならだれでもよいというわけではなかった

歌麿が描いた女は江戸市中で評判になりもてはやされた
今でいうアイドルだ
幕府は美人絵や風俗絵が人々の堕落を生むと考え
絵師や版元を迫害し享楽主義を追放し続けた
いつの世にも
どこの国にも
ありがちな話だ


つい先日
神戸市立博物館で浮世絵を見てきたところだ
浮世絵といえば北斎と広重の風景画ばかりに傾注していたボクだが
幕府が唯一許した役者絵の製作を拒み
ひたすら自らの描きたいもの(美人絵)だけを描き通した歌麿も悪くない
絵そのものより生きざまや心意気に少なからず魅力を感じる
なによりお上をも畏れぬ比類なきファイティングスピリットは称賛に値する
いやじつにカッコイイ


奇しくも

藤沢周平作「喜多川歌麿女絵草紙」を読んでいる
これがまた面白い

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喜多川歌麿女絵草紙(新潮文庫)
OLYMPUS E-410 with Zuiko Macro


歌麿のように生きることができたら面白いだろうなと
ふと思った


藤沢周平は
処女作「溟い海」でも葛飾北斎を主人公に書いている
これも見事に人間北斎を魅せている

作り話にせよ
遥か昔の絵師である歌麿や北斎の人間くささに触れ
ごく身近な存在であるかのように思わせる
この藤沢周平の手腕には驚くばかりだ
作り話やウソ話が大好きなボクも
ついついのめり込んでしまうのである
気分はすっかり江戸時代だ

by ikasasikuy | 2008-01-22 13:29 | 芸術総論 | Comments(4)