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2009年 01月 31日
My favorite glass
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Nabeta Glass
OLYMPUS E-410


夜中に
独り静かに飲むときのグラスだ
明日が休みで
ゆっくり朝寝を決め込むぞという
そんな晩に
静かに傾けるグラスだ

いろといい
つやといい
かたちといい
非の打ちどろころがない

酒はナニということはない
ジンでも
ウオツカでも
ウヰスキーでも
泡盛でも芋焼酎でもなんでもいい
目で愉しみ
喉で味わう
これだ

ステキな愉しみだと思っていたら
同じように愉しんでいるひとがいた
ボクより随分お若いひとなのに
なかなか手練ておられる
いや
畏れ入る

by ikasasikuy | 2009-01-31 11:35 | 美術工芸 | Comments(8)
2009年 01月 30日
雪の宵
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   青いソフトに降る雪は
    過ぎしその手か囁きか
                     白秋


 

  ホテルの屋根に降る雪は
   過ぎしその手か、囁きか

    ふかふか煙突煙吐いて、
     赤い火の粉も刎ね上る。

  今夜み空はまつ暗で、
   暗い空から降る雪は……

    ほんにわかれたあのをんな
     いまごろどうしてゐるのやら。

      ほんに別れたあのをんな、
       いまに帰つてくるのやら

  徐かに私は酒のんで       
   悔と悔とに身もそぞろ。

    しづかにしづかに酒のんで       
     いとしおもひにそそらるる……

  ホテルの屋根に降る雪は
   過ぎしその手か、囁きか

    ふかふか煙突煙吐いて
     赤い火の粉も刎ね上る。

                     中也








                                          今日は雨やしネタもないし
                                          中原中也の詩でごまかしといたれ


by ikasasikuy | 2009-01-30 11:43 | 文学 | Comments(4)
2009年 01月 29日
AOKI
朝から"wandering kobe"
高架下には何軒かこういう店がある
服の寸法直し屋だ

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AOKI
Casio G'sOne


数ある寸法直し屋のなかで
ボク御用達の店は元町の「AOKI」である
間口一間半
奥行き三間ほどの狭い店で
ひょっとこみたいなおっちゃんと
おたふくみたいなおばちゃんの二人でやっている
歳は還暦をだいぶん過ぎたと看てとれる
おっちゃんは男前で若い頃はずいぶんモテたと思う
おばちゃんはいまでもじゅうぶん可愛らしいベビーフェイスだ

店の屋号は「AOKI」
本当は「青木」だと思うのだが
無理にもローマ字で「AOKI」である
「寸法直し」の看板もあるが
堂々と「SIZE ADJUSTMENT」とある
さすがは国際都市神戸らしい
というよりも
おっちゃんとおばちゃんがハイカラなのだ

今日はネット通販で安く買った501を持っていく
なにしろ「L=32」だ
L=30でも長いのに32は長過ぎる
そのまま履いたらナガバカマである
アサノタクミノカミだ
オハナシクダサレカジカワドノだ

おばちゃんが応対に出てきた

「これぐらい短ぉしてほしねんけど」
「ごっつ切んねんな、んーと、アバウト3インチやね」
「糸はこれとおんなじ色でしてくれる」
「えーと、ジスカラーやね」
「なんぼ」
「んーと、600イェ〜ンやね」
「どれぐらいでできるん」
「えーと、ワンナワぐらいみといて」

皆様食堂で
おでんを突つきながら朝酒を飲んでいる間に
ボクの501はできあがっていた
寸法ピッタリ
縫い目バッチリ
いやもう文句無しだ

by ikasasikuy | 2009-01-29 15:08 | 服飾総論 | Comments(6)
2009年 01月 28日
おから野郎
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大好物のおからをむさぼり食う素浪人花山大吉
OLYMPUS E-410 with Zuiko Macro


素浪人シリーズ
第一弾は「素浪人月影兵庫」だった
ネコが苦手な素浪人月影兵庫が悪人を懲らしめる時代劇だ
その第二弾が「素浪人花山大吉」である
花山大吉はネコは恐くないかわりに
シャックリが出ると酒を飲むまで止まらないという厄介な持病がある
貧乏浪人だが剣はめっぽう強い
酒飲みでおからに目がない
という設定だ

素浪人花山大吉の第一回目は焼津の半次との出会いだ
品川隆二扮する焼津の半次は
それまでともに旅をしていた月影兵庫とまちがえるのである
あたりまえだ
同じ人間が演じているのだ
つまり近衛十四郎である
松方弘樹や目黒祐樹のお父ちゃんだ

この手法は今東光の「悪名」と同じだ
第三作で勝新太郎扮する八尾の朝吉が清次を見て
モートルの貞とまちがえるのである
あたりまえだ
同じ人間が演じているのだ
つまり田宮次郎である
いまはもう新太郎も次郎も十四郎もあっちのひとだ
品川隆二はまだ生きている


さて
素浪人とはいったいなんだろう
うどんに「すうどん」があるように
浪人にも「すろうにん」があるというのだろうか
つまり
いちばんヤスモンの浪人なのか?
その言い方で言うと
さしずめボクは「す釣り人」だ

by ikasasikuy | 2009-01-28 13:06 | 江戸文化 | Comments(18)
2009年 01月 27日
仕事人
闇の殺し屋である
殺し一件につき競りが行われ
最も安値で請け負った者に殺人が委ねられる
実際、江戸時代にこういう商売があったかどうかは定かでない

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三味線屋の勇次
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


三味線屋の勇次
必殺仕事人のメンバーの一人だ
表の稼業は三味線屋ということになっている
三味線の皮の張替えや、端唄の出稽古などで生計を立てているらしい
「折れた煙草の吸い殻占い」で荒稼ぎしているという噂もある
仕事人の中では一番裕福に暮らしているようにみえる
「殺し」をやらなくても食うに困らないのに
趣味で殺しをやっているのではないかという噂もある

裏の仕事のときは
蝋と油を染み込ませた三味線の糸を投げ
相手の首に巻きつけ宙吊りにして窒息させる
さらに「ビョ〜ン」と指で糸を弾き
その振動で相手を絶命させるという手の込みようだ

しかし
三味線の糸を投げつけただけで
うまく相手の首に巻きつくのだろうかという疑問がわく
それに
蠟と油を染み込ませただけの三味線の糸に
人間を吊るせるだけの強度はないという指摘もある
そもそも
指で糸を弾いた振動で相手を絶命させるという設定にも無理がある

まあ
ケチをつけ始めたらキリがないし
ごじゃごじゃ言わずにだまって見ていろという意見もある

by ikasasikuy | 2009-01-27 02:47 | 江戸文化 | Comments(14)
2009年 01月 26日
Lammtarra
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Lammtarra
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


ササキ・ラムタラだ
春に9歳になる
いつも目に憂いを湛えている
男前だ
自立心の強いネコだが
このごろは大きな声で鳴くことがあるし
以前より甘えん坊になった
もうお爺さんなのだ

by ikasasikuy | 2009-01-26 21:30 | 動物心理学 | Comments(6)
2009年 01月 25日
摂氏
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山陽道五十三次「雪の宝塚」


昨日
とうとう
宝塚の気温がマイナスになってしまった
ヒョウテンカ2ドだ
2ドのドは「℃」と書く
なぜCなのか?
気になるので調べてみる

「C」はセルシウスさんというひとのイニシャルらしい
(だれだ?)
温度の度合いを考案したひとだそうだ
セルシウス氏なのでセッ氏だ
水が凍るときが0℃で
沸騰するときが100℃というのを考えたひとらしい
昨日の場合は「セッシマイナス2ド」という言い方をする
セッシは漢字で書くと「摂氏」だが
漢字で書いているのを見たことがない
中国語らしい

温度の表し方は「セッシ」以外にも「カシ」というのがある
記号は「℉」で表すらしい
「F」はファーレンハイトさんというひとのイニシャルらしい
(だれだ?)
セルシウスさんとは別の考え方で温度の度合いを考えたひとらしい
ファーレンハイトなので「ファ氏」かと思ったらちがうらしい
「ファー」は中国語で「華」と書くので「華氏」なのだ
ニッポン語で読むと「カ氏」になる

摂氏と華氏は考え方が別なので
同じ温度でも数値がちがってくる
たとえば
摂氏0度は華氏では32度だという
華氏0度は摂氏ではマイナス17度なのだそうだ
(ややこしいじゃないか)
そこで
摂氏を華氏に、あるいは華氏を摂氏に換算できるサイトある
http://unit100.at.infoseek.co.jp/temp.html
しかし
天気予報でも摂氏で表示しているのに
いまさら華氏で何度だと言われても困るのだ

ところで
温度は摂氏と華氏の2つだけかというと
そうではないらしい
(どういうことだ?)
ランキン氏が考案したランキン度
ドリール氏が考案したドリール度
ニュートン氏が考案したニュートン度
レオミュール氏が考案したレオミュール度
レーマー氏が考案したレーマー度
などなど
たくさんあるらしい
それぞれ
羅氏、怒氏、乳氏、礼氏、列氏と書くかどうかは知らない
知らないけれど
好き勝手に考案されても困るのだ
だいいち
そんなにたくさん覚えられないじゃないか

そんなことより
早く春になってほしい
ボクの願いはただそれだけなのだ

by ikasasikuy | 2009-01-25 15:44 | 気象学 | Comments(6)
2009年 01月 24日
MAGLITE
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MAGLITE (MINI-MAGLITE AAA, SOLITAIRE×2)
Canon Power Shot A580


ホソタニさんがマグライトの話を書いておられたので
ボクも机の引き出しなどを引っ掻き回してみると

まだあった!
3本も出てきた!
ちゃんと点灯するぞ!

傷だらけになっているが
デザインも耐久性も抜群だ
それなのに
なんで使わなくなったのだろう・・・

二十年ぐらい前
アウトドア誌の広告で見ていっぺんで気に入った
クリプトン球ということばの響きにも魅了された
神戸の山屋で発売されたと聞いたとき
真っ先に買いに走った
値段も懐中電灯とは思えないほど高かった
最初の一本はミニマグライトAAだった
カラーはシルバーだ
めちゃくちゃカッコよかった
ゴムパッキンが効いていて水中でも使えた
点けたり
消したり
分解したり
組み立てたり
日がなながめて暮らした

その後何本も買った
数も種類もカラーもどんどん増えて
またたく間にマグライトコレクターになった
あんなに気に入っていたのに
なんで使わなくなってしまったのだろう・・・

by ikasasikuy | 2009-01-24 17:13 | アナログ道具学 | Comments(8)
2009年 01月 23日
ukulele
ウクレレはハワイの楽器だ
コアというハワイの木でできている
乾いた明るい音がする

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King of the Ukulele
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


楽器屋へギターの弦を買いに行ったついでに
ショウケースのガラス越しにG-Stringのコンサートウクレレを眺めていると
若い店員がポロポロとウクレレを弾き始めた
FAMOUSか?
いや、LUNAだ
こいつ明らかにボクを意識しているな
だれがルナなんか買うもんか
そういえば
高校生の頃
初めて買ったウクレレはルナだったな・・・
ん?
マホガニーのくせにけっこういい音ぢゃん
単板か
お!
"Crazy-G"だ
なんだ
ヘタクソぢゃん

じつは
このところ
ボクの頭の中は「三味線ブギウギ」が鳴りっぱなしなのだ
市丸姐さんと
うめ吉姐さんが
かわりべんたんかわりべんたに現れて
ボクを洗脳する

  三味線ブギィでシャシャリツシャンシャン
  さぁさ踊ろよブギウギウキウキ
  浮いた浮いたよシャシャリツシャンシャン

明らかにマインドコントロールだ
しかも
このリズム
ブギのリズムぢゃないぢゃん
これぢゃ小唄、端唄ぢゃん

しかし
耳を澄ませると
脳みその最深部あたりに
かすかなボリュームでブルースも聞こえる
おぉ!
ロバートジョンソンだ
ときどき曲目が変わる

  Kindhearted Woman Blues
  Sweet Home Chicago
  Love In Vain
  32-20 Blues
  Rambling On My Mind
  Cross Road Blues
  Walking Blues

しかし
いいところまでくると
三味線にかき消されてしまう
ああ
しばらくはこんな調子なのだろう
この際三味線でも習おうか・・・と思ったが
三味線にしろ
ウクレレにしろ
ひとつ大きなモンダイがある
ブルースを演奏するには音が明るすぎることだ

by ikasasikuy | 2009-01-23 02:45 | 民族音楽 | Comments(6)
2009年 01月 21日
鮹道具
鮹竿を二本作った
一本はソリッドグラスで、もう一本はチューブラーグラスだ
テンヤの重さに応じて使い分ける

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二千九年用鮹道具
OLYMPUS E-410 with Zuiko 35mm F3.5 Macro


ブランクはもちろん
ガイドもグリップも家にあった余り物だ
リールシートだけFujiのトリガーシートを買ってきた
したがって
ほとんどタダ同然の竿だ

「の」の字キャストだけでなく
「一」の字キャストもし易いようにと
全長を五尺丁度にした
去年は五尺五寸を使ったが
「一」の字キャストがし難かったのだ

リールも去年まではコンクエスト401を使っていたが
アクションを加え続けるには345gは重すぎる
釣り終わる頃には手首がニャンニャンになるのだ
そこで
ダイワのエスブレード150L(総重量270g)
この75gの差は大きい
竿にセットして持ち比べてみると一目瞭然だ
ギア比も1:5.6とパヮフルで、理想的な鮹リールだ
パーミングカップでロープロファイルというのも使い易い
しかも
ハンドルを回さずに糸フケが取れるようになっている
スマック機構というらしい
「の」の字キャストをしたあと船下まで誘うのが右手一本でやれる
集中力が増して、鮹の前乗りも捉え易くなるに違いない
しかも
しかも
コンクエストの半分以下の値段だ
モンク無しではないか

ただし
慌てて買ってはイケナイ
まだ一度も使っていないのだ
もしやすると、まったく使い物にならぬやもしれぬのである



   たまさかには釣りネタも書かねば@ngling netの名折れである
   という厳しいご指摘にお応えしたわけだが
   さて
   こんなもんでどんなもんだろう
   


by ikasasikuy | 2009-01-21 13:03 | 漁具概論 | Comments(12)