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2012年 02月 29日
海牛
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海牛
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先週
T崎へギンポを釣りに行ってドロメを釣ったとき
足元で蠢いているモノを見つけた
色といい
艶といい
小豆入りの葛饅頭のような
ぷるるんとした餅菓子のような
「おいしそうやん」

捕まえてみたら

 海牛

だった
海牛はカイギュウではなくウミウシと読む
ウミウシは種類が多い上によく似た生物もいて
どこまでがウミウシでどこからがウミウシでないかの見分けが難しいらしい
これをかしこそうに言うと

 ウミウシを分類学的に簡潔に説明するのは難しく
 しばしば用法の不一致による混乱を生じる

なのだそうだ
「用法の不一致による混乱」・・・て
なかなか言えるものではない

捕まえたのは子供の海牛だろうか
それともこれでもう大人なのだろうか
てのひらに乗るサイズだ
「手乗海牛」にして飼いたいなぁ
グロテスクな生物だがよくみると可愛い
それに脳の記憶を司る重要な器官でもあるのだ

 それは海馬だという指摘もある

海牛の卵は素麺状の卵塊で
海そうめんと呼ばれる珍味だが
食べたひとの話では美味くないらしい
それがどうしたと言われても
どうもしないのである

今日で二月が終わる
ふつうは昨日で二月は終わっているはずだが
今年は閏年なので一日多い
一日損をしたと思うひともいれば
一日得をしたと感じるひともいるだろう
ひとそれぞれである

by ikasasikuy | 2012-02-29 10:29 | 軟体動物学 | Comments(4)
2012年 02月 28日
御幸森天神宮
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御幸森天神宮
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御幸森(みゆきのもり)
名の示す通り
仁徳天皇が鷹狩りをしたり外国人と接触するために遠出をした際に
「一寸一服」するのに使った森らしい
天皇が外出することを行幸(ぎょうこう、みゆき)と言う
ボクもちょいちょい大阪や神戸を行幸する

 オマヱのはただの徘徊だという指摘もある

当時
仁徳天皇は堺に住んでいたので
猪飼野(昭和48年まで使われていた地名)まで来るのはかなりの遠征だった
堺から猪飼野まで直線距離で約14kmある
途中日本一きちゃない大和川を渡らなければいけない
といっても
仁さんが自分の足で歩くわけではなく
牛車に乗って行くのだから
一寸一服したかったのは牛とお供のひとの方だと思う

ところで
仁さんが猪飼野で興味を持った外国人というのは
朝鮮半島から海を渡って来たひとたちだ
彼等に会っていろんな話をし
大陸の文化に触れ大いに見聞を広めたと伝えられている
ウソかマコトかは
見たひとがもうだれもこの世にいないのでわからない
もしかしたら
仁さんは当時の韓流スターを見に行っただけかもしれない
その当時の韓流スターとはどんなスターだったのだろう
ヱンさまとかゾンさまだろうか・・・

 そんなこたぁどうでもいいから早くおみくじを引けという声もある

はいはい
社務所を見ると
丸顔の大きな巫女さんが・・・

 ※ うわっ、ながよちぐさみたいやなぁ・・・


すぐそばまで行ってみると
なんと
ながよちぐさかと思った巫女さんは
じつは白装束のおっちゃんだった
最近は目ぇも悪ぅなってきてるのである・・・

「よぉお詣りを」
「あ、こんちわー、向こうから見たらながよちぐさ・・・」
「なんでっか?」
「いや、なんでもありません」
「おみくじでっか?」
「そうです」
「200ヱンです」

「高いですね」と言いかけてやめる
諸物価高騰の折である
きょうびは200ヱンのところが増えて
むしろ100ヱンのところが少なくなってきているのだ
そのうち300ヱンのところが現われるのは時間のモンダイだ
いや
もうすでにあるのかもしれない
300ヱンのところが現われると400ヱンになることは火を見るより明らかだ
四という数字は縁起が悪いと言ってすぐに500ヱンになるにちがいない
500ヱンになればいずれ一気に1000ヱンになるだろう
そうなればオミクジストを辞めるひとも増えるだろう
肩書きも「元オミクジスト」になる
そうなると
おみくじが金持ちの道楽になってしまうおそれも出てくる
そんなことになったらどうしよう・・・

「おみくじ引かはらへんのでっか?」
「あ、引きます、引きます」

大きな字で「おみくじ200ヱン」と書かれた賽銭箱型の小さな木箱に
100ヱン玉を2枚入れる

「そっちの箱から好きなん一枚引いとくなはれ」
「え?」
「そっちにおみくじ入った箱おまっしゃろ」
「あります」
「そっから一枚引いてください」
「つ・・筒は?」
「つつ?」
「番号書いた棒の入った六角形やつです」
「ああ、筒でっか。それおまへん」
「ない?」
「あれねぇ、いちいちめんどくさいでしょ」
「そうですかぁ」
「そうです」
「困ったなぁ」
「なにがです?」
「いや困った」
「あ、わっかりました。『子ぇの・・』っちゅうやつでっしゃろ?」
「そうです」
「でけまへん、うちそれでけまへんのです」
「そうですかぁ」
「そうです」

木箱に手ぇを突っ込んで
きちんと畳まれたおみくじを一枚だけ引く
開いてみる・・・

「うわっ」
「どないしました?」
「あっちゃー」
「なんですねん」
「えらいこっちゃー」
「あんさん、顔色わるいでっせ、だいじょぶでっか?」


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第四十四番 凶



あぁ
なんちゅうこっちゃ
去年の5月以来の凶やがな
しかも
巫女さんもいてへんこんな神社で
商売人みたいなおっちゃんに相手されて・・・
あぁ
しばらく出てへんかったからなぁ・・・凶
あぁ
ついてへん人生やったなぁ・・・
けどまあ
安産だけはまちがいないみたいや





【本日の徘徊コース】
 鶴一本店
 御幸森天神宮
 班家(食工房)
 麦の家(キンパプ工房)
 カフェギャルソン
 亀山商店
 カフェベローチェ
 マザーポップコーン
 ザテンプルバー




   行幸と 徘徊とでは 大違い
                  どろ




   ※ ながよちぐさ=長与千種(1964年12月8日生47歳)
      女子プロレスラー(クラッシュギャルズ)、女優、歌手、モデル、作家、実業家

by ikasasikuy | 2012-02-28 07:08 | 宗教民俗学 | Comments(20)
2012年 02月 27日
町屋
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サンムーン
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京都堀川通
絹の和小物を売っている店らしい






 それだけか


 それだけだがなにか


 いやいいのだ


 面白い話を書こうと思ったが思いつかなかったのだ


 無理に面白い話を書かなくてもいいぞ


 わかっている

 

佐伯泰英の書いた「居眠り磐音江戸双紙」の
第七巻「狐火の杜」第一章「紅葉狩海晏寺」のなかに

 「年寄りが新しい風潮を素直に受け入れようとしないのはいずこも同じ」

という件がある
まさに言い得て妙である


 なんの話だというギモンもある

by ikasasikuy | 2012-02-27 06:13 | 建築学 | Comments(8)
2012年 02月 26日
Aoshima's guitar playing


  1972 Fender Stratocaster


友よ
これが西区アオシマ氏のギタープレイだ
ほかにもギターソロはいっぱいあったけれど
なにしろサッカーのフリーキックの壁が三枚もあって
鉄壁の守備をしているわけで
特に左端の壁のガードは厚く
音は録れても
ヱなかなかナニなのである
それに
72年のストラトはナチュラルだと言っていたクセに
弾いていたのはサンバーストだった
まあ
そんなわけで
これが唯一
壁が一枚はずれて
ヱと音が同時に録れたカットである

 短すぎてよくわからないという指摘もある

いや
申し訳有馬温泉


そうそう
この日アオシマさんは72年のレスポールも弾いた
いぶし金に輝く美しいレスポールだった
残念ながらヱはないが
音だけでも・・・



  1972 Gibson Les Paul


楽しいライブであった
西区アオシマ氏のギター以外にも
壁中央の迫力あるかっこいいボーカルや
リーダー(ベース)の味のあるMCは必聴ものである
次回の"Black Russian Live"は3年後ぐらいのような気がする

by ikasasikuy | 2012-02-26 09:33 | 民族音楽 | Comments(18)
2012年 02月 25日
"Black Russian"
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Fender 1972 Stratocaster






"Black Russian"

There is a live concert of "Black Russian" from 7:00 p.m. today.
Venue is the "Mother Popcorn" of Hon-machi, Nishi-ku, Osaka.
Admission fee is 1,500 yen with one drink.
Doors open at 6:30 p.m.

Please come everyone.


"Mother Popcorn"





2/25(sat) 7:00 p.m (開場 6:30 p.m)
本町「マザーポップコーン」にて
ライブフィー 1500円 (ワンドリンク付き)


あの西区アオシマ氏が
72年のストラトを弾くらしい
西日本で一番気の強いギタリストだ
どんな音を聴かせてくれるのか楽しみである

by ikasasikuy | 2012-02-25 00:56 | 民族音楽 | Comments(10)
2012年 02月 24日
珍丼芭蕉実
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Muddy Waters "Ching Dong Banana"
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2012年型チンドンバナナができた
泥水本舗にしては仕事が早い


ところで
バナナはバショウという植物の実である
漢字で「芭蕉」と書く
あの廃人松尾芭蕉の芭蕉だ

 俳人だという指摘もある

したがって
バナナは芭蕉実と書く
間違ってはいないが
強引な当字だ
「芭」はいいとして
「蕉」は「ショウ」以外の読み方がない
芭蕉の実ということを強調したかったのはわかるが
センスの悪い当字だ
ボクなら「芭奈々」と書く

 勝手に書いてろという意見もある

しかし
松尾芭蕉は
なぜ俳号を「芭蕉」にしたのだろう

もしかしたら
バナナが好物だったのかもしれないな
いやきっとそうにちがいない
あの顔はどうみてもバナナ好き顔だ
まちがいない
ほら


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 無茶しすぎんほうがええぞという忠告もある

外洋にはバショウカジキという大きな魚がいて
トローリングという釣り方で釣れるらしい
ボクは乗物酔いの統一世界チャンピョンなので
そういう釣り方や巨大な魚にはまったく縁がない

なぜバショウカジキというかというと
背びれがバショウの葉に似ているかららしい
つまり
言い換えれば
背びれがバナナの葉っぱで出来ているということだ

 ちがうという論調もある

なるほど
なるほど
二つを並べてみたら
どっちが葉っぱでどっちが魚なのかまったくわからない
どお?


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 もういいという声もある

バショウカジキのカジキは「梶木」と書くらしい
梶本なら知り合いにいるのだがなぁ

夏が来れば思い出す遥かな尾瀬の水のほとりで
夢見て咲いているあの「水芭蕉」は
じつは
バナナの親戚だったんだなぁ
ということは
つまり
ミズバショウの実はミズバナナなのか

 ミズバナナ・・・

なんだか汚いのである

by ikasasikuy | 2012-02-24 06:55 | 漁具概論 | Comments(6)
2012年 02月 23日
雪が積もった日の朝
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2月18日朝7時52分
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このところ温かい日が続いたのですっかり忘れていたが
これは五日前
つまり二月十八日の朝のヱだ
そうそう
朝起きて窓の外を見ると雪が積もっていた
凍えそうになりながら二枚撮ったうちの一枚である
そうそう
そうそう
中山寺の梅林へ行った翌朝のことで

 なるほど
 これじゃ梅も咲かないはずだ


そのときそう思ったことを思い出した
その後
急に温かくなって
陽気に誘われるように初釣りに出掛けたりなんかしているうちに
雪が積もったことをすっかり忘れていた
そればかりか
このヱを撮ったことすら忘れてしまっていた
せっかく撮ったのだから
冬の思い出に貼っておこう・・・

まあ
ふだん福井県や青森県の雪景色を見慣れているボクには
恥ずかしくなるぐらいみすぼらしい積雪だが
一応宝塚ではこの冬一番の冬景色だし
一応寒かったのである

by ikasasikuy | 2012-02-23 07:16 | 気象学 | Comments(8)
2012年 02月 22日
ギンポを釣らんとや生まれけむ
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春の海
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 とっぷん
 とっぷん
 はるのうみ

平塚のケニー・ゴトーが
野毛で「銀宝の天ぷらを食べた」などと
トンデモナイことを言うので
ボクは慌てて
竿と
糸と
鈎と
錘をポケットにねじ込んで
T崎まで走った
走ってみると
いつもは季節風が吹き荒れて
白兎が跳び回り波飛沫に洗われるT崎が

 とっぷん
 とっぷん
 はるのうみ

になっていた
明るい日差しの下で釣りをしていると
うっすらと汗ばんでくるぐらいだ
つい先日
中山寺へ梅を見に行った日とはぜんぜんちがう

 雲と泥の差だ
 月と鼈の差だ
 (鼈はスッポンと読んでいただきたい)

 え?
 鼈という字は?
 ごちゃごちゃしていてわかりにくい?
 よしわかった
 
 これでどうだ?

さて
ギンポ釣りである
みさき公園の「釣り師」で買ったオキアミを餌にして
釣り始めた

ギンポはすぐに釣れた
だらはギンポ師匠の言うとおりにやったら
アホみたいに簡単に釣れた


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???



 せやけど
 これ
 ギンポちゃうんちゃう?
 いつも淡路島で釣ってるギンポはこんな魚ちゃうし・・・
 もっと頭が小そぉて
 背びれが尻尾までつながっとって
 体色ももっと金色に輝いとって
 尻尾もこんなに大きぃのぉて
 雷魚の赤ちゃんみたいなカタチで
 もっと爬虫類っぽい魚やねん

 これは
 まるでハゼやん
 そうそう
 去年の秋
 徳島の日和佐川で釣ったヌマチチブによぉ似てる

2時間やって13匹釣れた
ぜんぶ同じ魚だった
他の魚はぜんぜん釣れなかった
でも
面白かった

おおはしさん
この魚はいったいなんちゅう魚ですか

 2/23 のら羊氏の情報提供によりハゼ科アゴハゼ属ドロメと判明しました


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どうみてもギンポやガジの仲間ではないような気がする



家から2時間かけてT崎まで走って
2時間ギンポ釣りをして
同じ道を帰ってきた
全部で7時間だ

 計算が合わないという指摘もある

帰りはひどく道が混んでいて時間がかかったのだ

by ikasasikuy | 2012-02-22 09:20 | 釣魚小全 | Comments(17)
2012年 02月 21日
冬の植物誌(蓮)
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OLYMPUS E-410


ハス
睡蓮鉢に植えられた蓮
根元を掘れば蓮根が出てくるはずだ

熊本出身の女のひとに
辛子蓮根をもらったことがある
ずいぶん昔のことだが
それがとびきり美味かった
その味が忘れ得ず
辛子蓮根と見ると片っ端から食べてみるのだが
どうにも美味くない
熊本へ行ったとき
名の通った店の辛子蓮根を食べてみたが
さっぱりだった
もう二度とあの味には出会えないのだろうか
一期一会とはこういうことなのか
辛子蓮根をくれたひとも音信不通である


蓮根の「炊いたん」や「酢蓮根」もいいけれど
ボクは天ぷらが好きだ
タイの中央部
ナコンサワンというところに
ブンボラペッというタイで一番大きな湖がある
見渡す限り蓮の花が咲いている
あの花の下の蓮根は食べられないのだろうか
ものすごい数の蓮根が収穫できるはずだ
そこで
ブンボラの湖岸で天ぷら屋をやろうと思う
レンコンの天ぷらばかりだと飽きられるので
プラーシャドーの切り身も一緒に揚げて

 「フィッシュ&チップス」

というのはどうだろう
蓮根もシャドーもカリッと香ばしく揚げるのがコツだ
衣にパクチーを刻んで入れたら磯辺揚げ風になるぞ
をれにフィッシュアンドチップスといえば
アイリッシュビールだ
ビアチャンにイカスミを混ぜて

 「ネギス」

という名前で出したら受けるんじゃないか
しかし
タイ人は蓮根を食べるのだろうか
モンダイはここだな

by ikasasikuy | 2012-02-21 08:46 | 植物学 | Comments(4)
2012年 02月 20日
硝子の温もり
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Kiln Glass Studio SHO
OLYMPUS E-410



tasogare no begin
naomi chiaki





ガラスそのものの硬質な冷たさと
巧みに組み合わされた色の温かさが
見るものをやさしく圧倒する

出来上がった作品は
こんなに美しいけれど
出来上がるまでのプロセスをボクは知っている
それは
美しさとは裏腹の
ものすごい重労働なのだ

 首、指、手首、肘、肩、背中、腰、膝、足首・・・

スズキムネオが何人も要るぐらい
たいへんなのだ






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硝子窯工房「尚」




  3月14日から横浜高島屋美術画廊で個展が開催される
  久しぶりに横浜へ行ってみるかな

by ikasasikuy | 2012-02-20 07:18 | 芸術総論 | Comments(8)