2006年 06月 03日
zonmasa original
ゾンマサ・オリジナルだ
この圧倒的なグロテスクセンスは他に類を見ない
彼の創作にはいつも驚愕させられっぱなしだ
いったいどうすれば、こういうモノが作れるのか‥‥‥

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野鼠のようなシルエット(全長120mm, 重量2oz)
本人曰く「ノイジープラグですねん、ははは~」

モノを造るという心の発動は
いろんなことが引き金になるのだが
おおかたの場合
熟考に熟考を重ね、練りに練りあげられて出来上がるものである
しかし、それとは正反対に
一瞬の閃きだけで出来上がるモノがある
それは「製品」とは呼ばず「作品」と呼ぶべきものである
つまり「天才の技」というやつなのだ

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さてこの木片
豊国崎でスズキ釣りをしていて、海岸で拾った流木のカケラらしい
ひと目みて「これはルアーになる」と思ったそうな
家に持ち帰り乾燥させること数ヶ月
適当にパーツを取り付けて
鯰川のナマズを釣るために持ってきたという

あまりの木の堅さに
ビーズアイのを打ち込んだ釘の片方が曲がっている
しかし、それも一興とそのままにしてある
この辺りのセンスは凡人には図り知ることはできない
これぞ「天才の手」による芸術作品なのだろう



廃物利用の精神「マウスカップにジュースの空き缶」

しかも放射状の模様を活かしていると自慢する
なるほど
ピカソもロートレックもジミー大西も
脳味噌の造りはみな同じなのかも知れない

結果から言うと
「ドシャン」「バシャン」と水面をお騒がせして
釣れるはずのナマズを追い散らしたにすぎなかったのだが
しかし
その心意気だけは高く評価できるとボクは思うのである




2006.6.4 >

by ikasasikuy | 2006-06-03 19:33 | 漁具概論


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