2011年 09月 12日
ケタバス
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ハス
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ケタバスを釣った
久しぶりだ
最後にケタバスを釣ったのがいつだったか
思い出せないぐらい久しぶりだ

「ケタバス」は大阪特有の言い方で
標準和名は「ハス」である
ところが
大阪では「オイカワ」のことを「ハス」と呼ぶので
区別するために
オイカワより一回りも二回りも大きくなるハスのことをケタバスと呼ぶ
つまり
ケタ外れに大きなハスという意味である


いまから三十数年前
生まれて初めてケタバスを釣ったのもここだった
A川北流左岸河口
まさに同じ場所である
ボクらは
まだ釣ったことのない「ケタバス」に思いを馳せ
ここまでやってきたのだった
いまと違って
河口にはなにもなかった
鬱蒼と茂る樹木と雑草
人工物などまったくなかった
5フィートのウルトラライトのグラスロッドに
5グラムのスプーンを結んで投げると

 「グイッ」


引ったくるように小気味良く竿先を曲げた
ケタバスだった

 釣っては放し
 放しては釣り

スプーンを投げた数だけケタバスが釣れた
沖では小鮎が大きなマキを作り
その周囲をケタバスが取り囲んで補食していた
口を「へ」の字に曲げた独特のシルエットをそのままに
夥しい数のケタバスが水面を割って頭を出していた
コイ科の魚でこれほど魚食性の強い魚は見たことがなかった

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初めて見るケタバスは
顔つきがいかにも「獰猛」だった
そして
婚姻色の出たオスはみな30cmを超える見事な体躯をしていた
頬を薄桃色に染めてとても美しかった

ボクらは河口の草むらにテントを張って
次の日も
そのまた次の日も
ケタバス釣りに興じた
夜明けから夕方までスプーンを投げ続けた
一人100匹ぐらい釣れた
大きいのを数匹キープして焼いて食べてみた
川魚特有の素朴な味がして美味しかった

その頃はまだ
琵琶湖にはブラックバスは居ないという認識だった


毎年
初夏になると
ボクらは必ずケタバス釣りに行った
湖畔にテントを張って
飽きるまでケタバスを釣って遊んだ
しかし
ケタバスは年々釣れなくなった
ヘタをするとマルボーズということもあった
その代わりにというように
ブラックバスが釣れるようになった

夏休み
ボクの子供がまだ子供の頃
琵琶湖へキャンプに行ったとき
上の子が投げたケタバス狙いの5グラムのスプーンに
50cmのバスが釣れた
ケタバスは王座をブラックバスに奪われていたのだった


いまでは
ケタバスは絶滅危惧種ではないかというぐらい
釣れなくなった
1匹釣れたらいい方で
2匹釣ったら名人だ
4匹釣ったら神様である


さて
この次ボクがケタバスを釣るのはいつのことか
五年後か
十年後か
ケタバスは絶滅していないか・・・
それまでボクが生きているか・・・

by ikasasikuy | 2011-09-12 07:52 | 釣魚小全 | Comments(8)
Commented by bugscope at 2011-09-12 11:42
ケタバス今昔
今の若い釣り人に読み聞かせてやりたいです。
僕はもう少し南の河口あたりで
バス釣りの合間に遊んだものですが
それほど釣れなくなっているとは知りませんでした。

ところでハスという魚
昔、仕事がらみで調べたことがあったのですが
ハスという魚の定義は非常にあいまいで
たとえば淀川流域ではオイカワのみならず
コイ科の小魚はウグイもカワムツもハスと呼ばれ
それは他地域の 「ハエ」 や 「ハヤ」 についても同じでした。
長くなるので詳しい話は割愛しますが
古くは食用としていた内陸部では区別され
一方の下流域では関心が低いためか
ひとまとめにする傾向が見られました。
この手の魚はイカの名と同じく
結構難儀した思い出があります。
 
Commented by ikasasikuy at 2011-09-12 13:59
bugscopeさん
そうなんです
ケタバス
釣れない魚になりましたね
絶対数が少なくなったんです
原因は言わずもがなのアレですよ
何千年
何万年ものあいだ
ずっと湖岸の王者であったケタバスが
その座を外国人の日本代表に奪われる現場に
たまたまボクが居合わせたというわけです
それでも
毎年初夏に釣り大会を催していたのを
一昨年から秋口に変更して
少しは釣れるようになりました
ほんで
川魚の名前も以下同様
頭が痛くなる程まちまちで
もうどうにでも好きにしてくれと言いたくなります
ほんで
いつもは今津の魚友と決めてるんですが
遠回りになるので
今回はA川駅前の魚岩という川魚屋へ行って
冷凍モノの小鮎(キロ1500ヱンぐらい)と
雙諸子(スゴモロコ)の甘露煮を買って帰りました
小鮎は8月20日で漁が終わるので
以降は冷凍モノになりますが
天ぷらにしてみると
やっぱり琵琶湖の小鮎は絶品です
雙諸子の甘露煮はすこし骨が気になりましたが
噛みしめるほどに琵琶湖の味がしましたよ

そうそう
琵琶鱒のでっかいの(50cm級)が2800円で売ってました
買おうかと思ったのですが
小鮎がたくさんあるし
食べきれないと思い断念しました


Commented by ゾン at 2011-09-12 19:09 x
琵琶鱒が売ってるんですね~
イカさん食べたことありますか~
サクラマスと一緒なんかな~

しかし、ボキもケタコっつってないわ~
今年もボーズやもんな~
みんな釣れはったんかな~
Commented by ladon at 2011-09-12 20:37 x
きんにょはおちかれさん
小鮎買って帰ったんやね
ワタイらはボウズの厄落としに
大溝の橋の下でギルシバキしました
旧の161走ったんですが
この前ブログに上がってた、萩の露の店の前を
久し振りに通り、ここで酒羊羹買うたのを
思い出しました。
来年は、小鮎もやけど、酒羊羹もどうぞ・・・。
さして、美味なるもんやに記憶してませんが
話のネタにでも・・・。
羊羹摘みに酒のんだ方がまし?
酒呑まんワタイが言うんやから
確かなこってすは!!?。
ほんで、ゾンさんAQ300+に推挙
しときます。宜しく。
Commented by ikasasikuy at 2011-09-12 20:48
ゾンさん
琵琶鱒まだいっぺんも食べたこと有馬温泉
来年は買ぉて帰ろと思います
5〜6月は婚姻色の出たでっかいケタバスが多いけど
秋口はちょんまいのんやら♀が多いようです
なんやケタバス釣った気がしません
一匹だけやけど♂が釣れてよかったです
ノビーさんは4匹釣ったらしいです
ほんで
ラドン師匠からAQ300+の推挙があったんですけど
そうすると
ヱンさんを400に格上げせんなんし
ややこしいので
もうしばらく295で我慢しといてください

Commented by ikasasikuy at 2011-09-12 20:54
ラドン師匠
小鮎は禁漁で冷凍しか買えなんだんですけど
やっぱりうまかったです
これ食たらもう死んでもヱヱと思いました
ほんで
萩乃露の「酒羊羹」ですか
わっかりました
来年は酒と羊羹買ぉて帰ります
えーと
小鮎
琵琶鱒
萩乃露純米吟醸
萩乃露酒羊羹
・・・と

坂本で名代の蕎麦も食て帰らんなん

Commented by ヤス at 2011-09-14 21:45 x
以前、岐阜の某ダムへ通っていた頃
流れ込みにオイカワやウグイや鮎が集まっていて
それを狙ってバスやハスが集まってました。
その尺に近いハスを狙ってでっかいバスも集まって居て
そのドデカイ奴を狙いましたが
何度掛けてもフックを伸ばされ結局56cmまでしか釣れませんでした
山の方へ行くと何度も釣れたハスも
琵琶湖では少なくなっているんですね~
ちなみに琵琶湖のデカイバスもハス喰ってました。
Commented by ikasasikuy at 2011-09-15 08:19
ヤスさん
ハスは何千年も何万年もの間
天下無敵やったんです
ところが
突然現われた強敵に
いとも簡単に王者の座を奪われて
衰退の一途を辿っています
ボクはむかし
兵庫県のAダムで
フライでブルーギル釣ってたら
突然出てきたバスが毛鉤食て
やり取りしてたら
突然60cm級のバスが出てきて
何度もボクが釣ったバスを喰おうとしました
結局60cmは釣れませんでしたが
喰われかけたバスは33cmでした
長さは2倍でしたが大きさは4〜5倍ありました


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