2012年 04月 09日
OLYMPUS E-410 昼メシを食いに どずさんと横浜中華街へ 「B蘭酒家」の両面焼きそばか 「B和楼」の麻醤麺か 「K陽軒」のシウマイか シウマイなら「S風楼」も捨て難い それとも 恐いもの見たさの 「T記」の豚足そばか ・・・と 悩みに悩んだ末 結局「T龍菜館」へ行った なんだそれはという突っ込みもある T龍菜館は 最近けねすけくんが発見した店で 中華街のハズレにあるちょっと変わった広東料理屋だ 場所がよく分からずウロウロしたが なんとかたどり着く ところが 店は開いているのに無人だった そういえばけねすけくんもそんなことを言っていたな 奥にいるのかと思ってのぞいてみたが 誰もいない というか・・・「奥」がない 大きな声で呼んでももちろん返事はない そういえばけねすけくんも 店は一階だが調理場は三階にあるとか・・・ そんなことを言ってたな そうこうしているうちに どずさんが壁の裏側にインターホンを発見 こんな分かりにくい場所に・・・ よく見つけたなぁ 押してみる 「ピンポーン」 「はいはい」 「客です」 「すぐ生きます」 「・・・」 しばらくすると 表の戸が開いて調理服のおじさんが入ってきた 「いらしゃい」 「おっちゃん、すぐいきますのいきますは生きますやのぉて行きますやで」 「はいはい、わかたよ」 「ほんまにわかってるんかいな」 「なににするか?」 「えーと・・・」 とりあえずビンビールを注文する 豚足そば 雲呑麺 焼き小籠包 手羽先の唐揚げ 突き出しの大根の甘酢漬けでビールを飲んでいると 二人連れの客が来た 中年の男女(たぶん夫婦)だ 二人とも上等そうな服を着ている 店の雰囲気とぜんぜんマッチしていない 席についてしばらくおとなしく待っていたが 誰も出てこないので少し不安そうな様子である しかたがないのでボクがインターホンで連絡を取る 「ピンポーン」 「はいはい」 「ほかのお客さんが来て待ったはんにゃけど」 「はいはい、すぐ逝きます」 「そやからそれはちゃうてゆうてるやろ」 「はいはい、すぐ行きます」 「そや、その行くや」 夫婦連れらしき客は インターネットを見てきたと言う いったいこの店のどんな情報がネットで流れているのだろう どずさんは インターホンの位置が悪いと指摘する ボクもまったく同じ意見だ と 突然 高校生ぐらいの少年が一人店に入ってくる 時刻はちょうど12時だ 少年はあとから来た客にお茶を出している なるほど アルバイトか 12時からの契約だな それならなんで11時半から店を開けているのだろう それか アルバイトを11時半から雇えと思う 昼を過ぎると 次から次へと客が来た 満席であきらめて帰る客続出 それでもアルバイトくんは相席をすすめる素振りもなく 淡々と与えられた仕事に専念している 面倒臭そうに注文を取り 面白くなさそうに料理を運んでいる 『サービス業というのはそういうもんじゃないんだぜ』 と どずさんは言いたげだったがあえて黙っていた ボクもまったく同じことを言いたかったがあえて黙っていた 二人とも大人になったもんだな 期待の「焼き小籠包」は ちゃんとスープが包まれていて美味いが 皮が分厚すぎてそれだけで満腹になる やっぱり小籠包は薄皮で「蒸し」だと思った 薄皮だったら20コぐらいは軽くいける やっぱり小籠包は「J泰豊」が一番だ それにしても J泰豊の日本の支店はなんであんなに高いのだろう 百貨店に出店するから高くなるのだと思う 「T島屋」はやめて「Lソン」か「Sブンイレブン」に出店すべきだ 手羽先の唐揚げは旨かった じつは久しぶりに手羽先を食べた 鶏の部位の中では二番目か三番目にうまい (これを十本ぐらい頼めばよかった) 麺は 雲呑麺はまずまずだったが 豚足そばの豚足は煮込みが足りないうえに 豚足の処理が悪く豚の毛がいっぱい残っていた 神戸で中国人女性と結婚したカメちゃんによると 豚足の毛の処理の仕方でその店の実力がわかると言う そのカメちゃんの一番推奨店が三宮の「T源」だ とまあ 文句を言いながらも けっこう満足したことは事実だ それにしても さすがはけねすけくんだ 面白い店を探すのがうまい 東京はどずさんに任せるとして 横浜はもう全面的にけねすけくんでいくことにしよう よし そうしよう そうしよう ああ 面白い おもしろい
by ikasasikuy
| 2012-04-09 07:15
| めん類学
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Comments(11)
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猫宮トラオ
at 2012-04-09 20:25
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こんばんは
このお店の調理場は3階ですか!? 食べ物屋商売は体力勝負と言いますが、もしかして配膳用リフト すら無いとすれば、此処の店主は恐るべき強靭さですね。 多分、腕の筋力も腰の強さも人並み以上でありましょう。 そういえば三宮高架、「家庭の延長」の皆●食堂の壁面も 何かこんな感じですね。 ほんで、 「面倒臭そうに注文を取り面白くなさそうに料理を運んでいる」 今はどうだか知りませんが一昔ほど前の「本場」に行けば どこもこんな感じだから雰囲気満点なんちゃって(苦笑)
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ikasasikuy at 2012-04-09 22:50
ねこどの
こんばんわ ケネスケくんによれば 調理場は三階にあるそうです リフトはありますが ケネスケくんが行ったときは おじさんが「おかもち」を持って階段を降りてきたゆうててました ほんで M様食堂も調理場は2階です 伝声管で注文を通すと しばらくしてリフトで料理が降りてきます 5〜6年前に上海蟹を食いに上海に行ったとき 着いたその日にの夜にはニッポンに帰りたくなりました 支那オリンピックの前の年でしたから いまはちょっとはマシになってるんでしょうね
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nora-hitsuji at 2012-04-09 23:44
一枚目の写真の横浜大飯店はホテルじゃないですよね
(高級中華料理・中華菓子て書いたあるわ) で、中国で大飯店と言うと、(大陸中国へは行った事がないのですが)、台湾では円山大飯店というホテルに行った事があります 泊まらないでホテル内の圓苑レストランと言うところでランチを食べただけですけどね で、結論ですが、日本で大飯店はレストランでありホテルじゃないんでしょうね
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ikasasikuy at 2012-04-10 00:16
のら羊大兄
>日本で大飯店はレストランでありホテルじゃないんでしょうね お見込みのとおりです 支那でも 台湾でも ホテルは「飯店」 レストランは「餐館」です ニッポンでは「飯店」は読んで字の如く「めし屋」ですけどね ほんで 圓山大飯店といえば 台北一の超高級ホテルですやんか ボクは圓山大飯店の前まで行って 「うっわーなんじゃーこの威圧的な建築物は」 と叫んだだけで とても中に入る勇気は有馬温泉でした ランチ高かった?
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Kenneth.K十三〇番弟子
at 2012-04-10 07:56
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Kenneth.K十三〇番弟子
at 2012-04-10 07:59
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ikasasikuy at 2012-04-10 08:23
大兄
飲茶が一皿200元 いまは2.76円なので500ヱンちょいですが 円高になる前やとしたら 600〜700ヱンぐらい?ですね 10皿とっても6〜7千円 そんなに目を剥くほどでもないんですね よし こんど台湾へ行ったら 圓山大飯店に泊って三食ここで飯食お
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ikasasikuy at 2012-04-10 08:23
Kenneth.K十三〇番弟子
天龍菜館 ここは雰囲気(本場風接客を含めて)を楽しむところなので 味を追求してはイケナイような気がしました ただし 手羽先の唐揚げは モンクナシの一級品です 色といい 艶といい 揚げ具合といい 粉の振り具合といい じつに無印良品のうまさでした この次は これを10本とビールで行こうと思います ほんで 古くて素敵な店・・・ _u_m_u_m_u_ "good old chinese restaurant" やね テナガエビはあれやけど ハゼをなにしたいと思っています ほんで いつか平塚S三郎丸で鱚
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けねすけ十三番弟子
at 2012-04-10 08:27
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手羽先でしたか。
うむむ、行ってみます。 すいません、古くて素敵な店はチャイニーズではないのです。 中華街ではなく、日ノ出町のはしっこのほうといいましょうか。 でもって、バーです、バーかな? 少なくとも床屋ではないです。
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ikasasikuy at 2012-04-10 09:55
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