ヒラツカ・ケネスケ

けねすけ130ばんでし
Sony Ericsson IS12S



話はあっちゃこっちゃするが
平塚のけねすけ130番弟子である
弟子にした憶えはないが
ごるご十三番弟子の弟子なので孫弟子ということになるらしい
そうか
とうとうボクにも孫弟子ができたのか・・・

　　ウレシヒヤフナカナシヒヤフナ・・・

藤沢に二泊したとき
わざわざ途中下車してボクの酒に二晩続けて付き合ってくれた
なかなか付き合いのいいやつだ
それに見ての通りオトコマヱである
しかも正真正銘の新品の独身だ
そのうえ最近何度きいても何をやってる会社なのかわからない会社に就職して
とりあえず将来も安泰である
それに頭脳もヱンさんやゾンさんとは比較にならないほど明晰であることは言うに及ばない
（推定ＡＱ220〜230）
こんなふうに三拍子も四拍子も揃っているのだが・・・
さて
彼が女の子にモテるかどうかというと
ボクの看たところでは
残念ながらモテないと思うのである
絶対ということは絶対にないが絶対にモテないと思う
理由は

　サービス精神が旺盛すぎること
　自意識過剰で自覚症状がないこと
　計算しなくてもいいものまで計算してしまうこと

である
つまり大雑把に言えば
なんでんかんでん（博多弁）やり過ぎるキライがある
「過ぎたるは及ばざるが如し」ということを知るべきである

服装にしても
上から下まで黒尽くめでは
夜のサービス業の幹部と間違われるし
そもそも
だれかれなしに薔薇を贈るのは考えものだ
（ここでいう考えものは本来の意味での考えものである）
こんなことでは一生卯建つが上がらない

釣りに喩えて言うと
狙った魚を釣り上げようと思うなら
まずこちらの気配をすっかり消し去ってから魚に近づくのが常套手段だ
（ただし釣り堀なら金さえ払えばいくらでも釣らせてくれるのでハナシは別である）
ところが
残念なことに
けねすけくんの場合は
体中の毛穴という毛穴から
まるでキラウエア火山の溶岩のように勢いよく気配が噴出しているのである
十三のたこ焼き屋のねぇちゃんにさえ一発で見透かされたこの気配
魚にしてみれば

　シタコ"コロミヱミヱヤン

なのである
これではどんな雑魚も釣り上げることはできない
だいたい
黒服の男に薔薇をもらって喜ぶ女がこの世に何人いるかという話だ
限りなく皆無に等しい

残念である
極めて残念である
この気配さえ抑えることができたら
だまっていても向こうから食いついてくるはずなんだがなぁ・・・
とりあえず電報を打っておこう

　マケルナケネスケカ"ンハ"レケツシテアキラメルナ

25文字以内・・・650ヱン