2013年 04月 03日
LUMIX DMC-TZ30 初めて橿原神宮へ行った 橿原は「かしはら」と読む 大阪の柏原は「かしわら」だ 兵庫県にも柏原があってこっちは「かいばら」と読む さて 橿原神宮は 大和三山のひとつ畝傍山のふもとにある とてつもなく広くて大きな神社だ 境内には深田池という琵琶湖に匹敵するぐらいの大きな池もある 敷地面積は五十万平方メートルだそうだ しかし 数字で言われてもぜんぜん見当がつかない せめてなんばグランド花月何コ分というふうに言ってもらわないとなぁ・・・ よけいわかりにくいという指摘もある 近鉄南大阪線の橿原神宮西口駅で降りると すぐに参道である 参道の道幅が50mぐらいある しかも長い どんどんどんどんどんどんどんどん どんどんどんどんどんどんどんどん 歩いたが ずっと参道だ 右手に深田池が見える マゴイが口をパクパクしている マガモも水面をプカプカしている マゴイとマガモということは コイの洗いで軽く一杯やったあとで カモ鍋で本格的に飲む勘定だ どういう勘定だという疑問もある さらに どんどんどんどんどんどんどんどん どんどんどんどんどんどんどんどん 歩いていくと 大きな門を潜って やっと本殿前の広場に出た サッカー場よりはるかに広い広場だが 競馬場よりは狭いと思う 背景に畝傍山を従えている なんとステキなロケーションだろう こういうところに家を建てなきゃなぁ・・・ 建てられないという指摘もあるかもしれない 突然 本殿から巫女さんと禰宜が ぞろぞろぞろぞろ ぞろぞろぞろぞろ 出てきた 朝のミーティングが終わったところだろうか そうそう 禰宜(ねぎ)というのは簡単に言うと神社の従業員である たいてい白装束を身に着けている 寺でいうところの寺男みたいなものだ よく見ると定年退職後に再雇用されたみたいなひとばっかりだ シルバー人材センターからの派遣社員かもしれない それに比べて巫女さんはみな新入社員のように初々しい 禰宜はみな苦虫を噛みつぶしたような顔をし 巫女さんはみな楽しげに語らいながら歩いている よく見ると 赤い袴を履いた巫女さんと 緑の袴を履いた巫女さんの二手がいるのに気付く これはいったいどういうことだろう なぜ色がちがうのか・・・ もしかしたら 経験年数で分けているのだろうか ベテランになると赤から緑になるとか・・・ 舞妓が芸妓になるときの襟替えみたいなものかもしれない でも 巫女さんはみなとても若いし ベテランというほどの巫女さんは一人もいない・・・ 手水で手と口を清めて本殿にお参りする お賽銭は奮発して五万ヱンだ 例によって 「ガシラがぎょうさん釣れますように」 と祈願する さて 参拝が済んだら いよいよおみくじである おみくじは何ヶ所かで引けるようだが 本殿前で引くことにした なぜなら本殿前の巫女さんがとびきり美しかったからだ 「おみくじ引きます」 「200ヱンです」 「高いですね」 「やめますか?」 「やります」 「筒から棒を一本出して下さい」 「出ません」 「逆さまです」 「出ました」 「何番ですか?」 「子ぇの千三百六十五番」 「そんなんありません」 「わっかりますか」 「わかります」 「十七番です」 「はじめからそうゆうてください」 「とぅんまてん」 「はい第十七番です」 「あっらー」 「スカですか?」 「わっかりますか」 「わかります」 「巫女さんきれいですね」 「よく言われます」 「写真撮ってもいいですか」 「あきません」 「なんでですか」 「社内規定で決まってるんです」 「社内?」 「神社ですから社内です」 「なるほど」 「でも後ろ姿ならいいですよ」 「そうですか」 とても美しい後ろ姿だ 顔が写ってないのが残念だが まちがいなくニッポン中の神社で一番美しい巫女さんの後ろ姿だ 橿原神宮の境内を通り抜けて 東側に出たところが近鉄畝傍御陵前駅だ 途中にも橿原神宮前という駅がある つまり 橿原神宮にアクセスできる近鉄の駅が三つもあるのだ それだけでも橿原神宮の広さがわかるというものである それだけではわからないという意見もある べつにわからなくてもいい そんなわけで またいつか来たいと思うぐらい 境内も池も社殿も巫女さんもすべてが美しい橿原神宮であった
by ikasasikuy
| 2013-04-03 07:55
| 宗教民俗学
|
Comments(16)
Commented
by
ladon
at 2013-04-03 09:46
x
おはよごだます
耳成山制覇の跡 畝傍山登頂ルート探査でしたか 登頂といふても 何処の山でもそうですが いきなり取り付いて一気に登頂てな 無茶は誰もやりませんは 行きつ戻りつルートの確認や 地域の状況を把握してから用意周到に実行といふのが セオリーですからね 富籤やないは御神籤スカやったけど 巫女さん大当たりでよろしございましたな!! 聞きますところによりますと 畝傍山、今は立ち入り禁止ですが 昔は登頂できたそうで ひょっとしたら、裏(西か北側)に 秘密ルートが残ってあるやもです・・・ もし、捕まる事があっても一人より 二人の方が心強いかと・・・ 是非お誘いの程を
0
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-03 10:24
ladon師匠
おはよごだます >畝傍山、今は立ち入り禁止ですが >昔は登頂できたそうで て んなあほな・・・ たしか畝傍山 だれでも登ってヱヱことになってるはずですよ 登山口が2ヶ所あって どっちからでも正々堂々と登れると思います まずツカマルクライマーにはならんはずですけどねぇ ほんで 天香具山も登れます ちゃんと登山口あるようです ほなけんど いまのところ 畝傍山も天香具山も登頂の予定は御座りません それより 二上山に登らんとふもとの池で青鰓魚しばいて その足で当麻寺の瓦蕎麦食べて 石川で鯰をトップで釣って帰るというのを計画していますゆえ 時期が来たらよろしくお願いいたします
Commented
by
ladon
at 2013-04-03 11:02
x
すんまそん
さいでしたか!! 近所のおっさんに立ち入り禁止やて 聞かされてましたもんで・・・てっきり しかもそのおっさん大和高田の出~や ていふもんで、そうやと思うてましたは 青鰓・瓦蕎麦・鯰の3題話乗せて戴きまする・・・
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-03 11:26
ladon師匠
おはよごだます 近所にお住まいの玉と高田出身のオッサン うそつきですね それ ひょっとして 一昨日の朝きいたんちゃいます? 以下に大和三山の登り方が書いてありました 耳成山 http://small-life.com/archives/11/04/1119.php 畝傍山 http://small-life.com/archives/11/04/1120.php 天香具山 zhttp://small-life.com/archives/11/04/1118.php ほんで 青鰓→瓦蕎麦→鯰 瓦蕎麦は年中無休ですが 魚の都合もありますので 5月中頃〜6月いっぱいがよいと思われますです
Commented
by
ゾン
at 2013-04-03 16:45
x
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-03 16:50
Commented
by
ゾン
at 2013-04-03 17:01
x
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-03 17:17
Commented
by
ゾン
at 2013-04-03 17:39
x
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-03 18:06
Commented
by
猫宮トラオ
at 2013-04-03 19:32
x
>赤い袴を履いた巫女さんと緑の袴を履いた巫女さんの・・・
①御指摘の通り経験年数 (しかし巫女さんはみな若い)→となりますと ②赤巫女さんは一般公募、緑巫女さんは早いうちに 「巫女養成学校」でビッシリ数年間の修行を一般公募生よりも 長く積んでいた? ③(①②に関係なく)あとで蹴球します。緑巫女は僅か二名なのでキーパーです。 ④(③に該当しない場合=緑巫女も大勢いる場合)なんかの試合を赤・緑の両軍に分かれてやります。 ⑤(更に④にも該当しない場合)白装束の禰宜も含め三元牌です。広い敷地を使って人間マージャンします。 山形県天童市の向こうを張るわけです。
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-03 21:12
ねこどの
こんばんわん こんど 橿原神宮へ行ったら なんで赤と緑があるのかきいときます 一説では 未婚(濃き色)と既婚(緋色)に分かれるとか 事務職(濃き色)と現場職(緋色)にわかれるとか いろいろ説はあるようですが 真実はわかりません もしかしたら これもまた 神社によってまちまちなのかもしれません ただし マージャンではないと思いました あは あは
またまたよけいな口出しをと思われそうですが
こんなブログを見つけました 名前をクリックでジャンプします あまり「権威ありそな」書き方ではありませんが 緑袴について記載がありました おひまなおりなどにどうぞ
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-04 12:46
othum2badさん
おはよごだます よけいな口出しと仰らず どんどん口出しして下さいませ ほんで 「巫女さんのお仕事についてメモ」 読みました 権威の無い書き方でしたが なるほどと思うところがたくさんありました ほんで やっぱり濃き色(緑色)は事務職ですね 濃き色の袴のひとを見かける機会は少ないですが なんどか見たことあるんです 変わった巫女さんやなぁ・・・ と思てたんですが 「巫女さんの袴は朱系で統一されています」 ということは 濃き色(緑色)の袴を履いているひとは 巫女さんではないということですか うむむ 事務職の巫女さんではなく 事務をするただの事務員だったんですね しかし これを書かれているひと せっかく豊富な知識をお持ちなのに 読んでいてムカムカします 品位に欠け過ぎです えへへ えへへ
Commented
by
othum2bad
at 2013-04-04 13:13
x
Commented
by
ikasasikuy at 2013-04-04 13:48
|
@ngling net
talk to myself by sa.sa.king カレンダー
@Link
最新の記事
以前の記事
検索
|
ファン申請 |
||