2013年 04月 05日
道明寺1号踏切再調査
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近鉄道明寺線 道明寺1号踏切
LUMIX DMC-TZ30




近鉄道明寺線道明寺1号踏切が
通り抜けられるか否かについて再調査を実施する

モンダイは

 踏切を渡って石川の土手に出られるか

ということである

朝早く
再調査隊隊長以下総員約一名は
近鉄阿部野橋駅から近鉄南大阪線に乗り込み道明寺へ向かった

7時55分現場到着
とりあえず
踏切を渡ってみた
民家の玄関先に突き当たる(これは前回も確認した)
そこで
左に折れる道はないか・・・
ということだ
詳細に探索したが
やっぱり
ない

それに探索しているのはこの家の敷地内だ
勝手に他人の家の敷きに踏み込んでいる
したがって
無理に左に行けばこの家の庭に出る
つまり
左に進むには
この家の敷きに入らず
線路内(軌道敷内)を通って行くしかない

踏切を渡った正面の家の北隣には
壁に落書きされている家がある
小さな門扉と新聞(郵便)受けがある


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壁に落書きされている家



壁に落書きされている家の裏口へは
線路内に道とは言えないがひとが通った跡がある
そこだけ草が生えていないのだ
おそらく新聞配達は踏切を渡って線路ぎわを通り
新聞を入れに来るのだろう
電車が来たら轢かれて一巻の終わりだ
命がけの新聞配達である

そしてそこから先には道らしきものも
ない



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道明寺1号踏切



踏切を渡って元に戻った
少し高いところから調査してみることにする

上の道(石川橋)に上がれる階段があるので上がってみる
かなり急な階段だ
酔っぱらっていて足を踏み外したらまず助からない
ちょうど8時過ぎで通勤ラッシュのようだ
大勢のひとがこの階段を上り下りしている
石川の向こうから橋を渡り階段を下って道明寺駅に行くひとがあれば
あるいはその逆に道明寺駅で降りて階段を上がり川向こうへ行くひともある
ゆっくり階段を上っていると
急いでいるひとにお尻を突かれる


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上の道路から見下ろす
道明寺駅を出た電車が道明寺1号踏切にさしかかっている



上から見ても
黒い屋根瓦の家と
壁に落書きされている家の間に
道路らしきものは
ない
踏切を渡ってすぐに線路沿いを歩くと
電車に轢かれるのがこの写真でよくわかる

せっかくお尻を突かれながら階段を上がったのだから
ついでに川を見に行く


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朝靄に霞む石川(大和川支流)



石川橋の上から石川を眺める
水が少ない
川底が見えている
他殺死体が流れているからか釣り人の姿もない
こんな川で本当にナマズが釣れるのか・・・
魚が隠れる岩も淵もない
それでも
むかしゾンさんが石川でナマズを釣ったと言っていた
あれはウソだったのか・・・
いや
ゾンさんはアホだがウソをつくようなひとではない
真面目で正直で情に厚く酒と女クセの悪いひとなのだ


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スロープ



土手から下に降りるスロープを発見
スロープの道幅は狭い
単車なら十分だが
クルマは軽四でもギリギリだ
たぶん降りきったところでこするのではないか
見ると
スロープの上のところにサビかけの細いチェーンが張られている
ということは
勝手にスロープを降りてはイケナイということだ
ということは
壁に落書きされている家の私道である可能性が高い


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スロープの下



スロープの下には蛇腹式の門扉がある
やはりこのスロープは私道だ
壁に落書きされている家の玄関でまちがいない

ここから見ても
黒い屋根瓦で生垣に囲まれた家と
壁に落書きをされた家は敷地を接していて
その間に道らしきものはない


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壁に落書きされている家の庭



黒い屋根の生垣で囲われている家の庭は植木が所狭しと植えられているが
壁に落書きされている家の庭は木がなく家庭菜園らしいものが見える


犬だ!
写真を撮っていると
こっちの気配に気付いたようだ
突然
恐ろしい形相で吠え始めた
ケンカの弱いチンピラヤクザが
声の大きさだけで相手を威嚇するように
下品に吠えまくっている


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吠えまくるアホ犬



だいたいボクは生卵と吠える犬はキライなのだ
特にタイのナコンサワンで大きな犬に足を噛まれて以来
犬を信用しなくなった
その点ネコはいい
絶対ということは絶対にないが
絶対にひとに刃向かわない

そんなことより
ここまででわかったことを整理しておこう

まずひとつは
 黒い屋根瓦で生垣に囲まれた家のひとは
 踏切を渡る以外の方法で世の中に出ることはできない

そしてふたつめは
 壁に落書きされている家は土手に上がるスロープが主たる出入り口だが
 死んでもよければ軌道敷を通って踏切を渡り世の中に出る方法も選ぶことができる

つまり
ここでも
Googleマップに描かれている道は存在しないということだ


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この地図を見る限りでは
踏切を渡って左折→右折→右折→石川の土手
になっている
しかし
実際にはそんな道はなかった

逆方向から見ても
石川の土手から件のスロープを降りると
壁に落書きされてる家の門扉で行く手を阻まれる
仮に門扉を突破したとしても
アホ犬の一撃であえなくあの世に逝くだろう

 Googleマップ・・・ダメぢゃん

さらに再調査隊隊長以下総勢約一名は
さらにその南側にあるナゾの施設がナニであるかの調査に赴いた


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調査目標は
Googleマップの航空写真に写っている
円形をした謎の施設である
もしかすると
北朝鮮の軍事施設かも知れないのだ
したがって
調査は慎重に行わなければイケナイ

土手の上を
ほふく前進しながら謎の施設に近づいていった
ほふく前進は漢字で「匍匐前進」と書くが
漢字で書くときっとゾンさんやヱンさんは読めないと思うので
あえてひらがな表記にした


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謎の施設



謎の施設に近づいてきた
いきなり銃撃されてはたまらないので
姿勢を低く保ちながら少しづつ接近する

土手の上から施設へ通じる階段を発見
物音を立てないように階段の下へ降りてみる
ネットフェンスに扉がある
そして
扉になにか警告文が貼られている
ハングル文字か・・・
緊張が走る


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立入禁止



立入禁止と書かれている
ニッポン語だ
それに
ゴミのポイ捨ても禁止らしい
でも
看板の下にゴミが投げ捨てられている

 藤井寺市水道局

スイドーキョク・・・
なんだそれは
北朝鮮じゃないのか
ほふく前進して損したなぁ・・・

そんなわけで
すべての調査が終了した


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近鉄南大阪線



これで生涯
道明寺駅で降りることはないと思う
また梅の季節が来たら心が揺らぐかも知れないが
おそらく
二度とこの駅で降りることはないだろう
それにしても
ここのところ近鉄によく乗るなぁ・・・

by ikasasikuy | 2013-04-05 07:15 | 鉄道学 | Comments(13)
Commented by 猫宮トラオ at 2013-04-05 08:29 x
おはよございます。

たいへん詳細なレポート有難うございました。
やはり其処は外国人進入禁止区域だったんですね。
念のため「マピオン」で当該場所を見たら、やはり
グーグル同様「ウソ」を書いてました。
http://www.mapion.co.jp/m/34.57117389_135.60044306_7/

ほんで、9枚目の北●鮮兵の敵愾心剥き出しの形相を撮った
写真、ほんま迫力有馬巣。キャプション付けるなら
「緊張高まる●●●、威嚇する警備兵」でしょうか。
それと当時の本物は見たこと有馬線が「懐かしい」電車が写って
ます。
元祖「ラビットカー色」オレンジ色に白線の近鉄電車。
Commented by じゅんた at 2013-04-05 08:56 x
ikasasikuy さん
こんにちは
謎が解けましたねぇ

藤井寺市水道ビジョン↓というのがあったので
http://www.city.fujiidera.osaka.jp/suidou/resources/content/761/20111216-165759.pdf
覗いてみたら
その8ページ、図2-3に
そこの水道局の施設は
 道明寺浄水場取水施設
 でんがな
と書いてありました
石川の伏流水を取るための浅井戸なんですね

とにかく
猛犬との格闘とか
ほふく前進とか
いろいろおつかれさまでござりました
今後のさらなる武運長久を祈念いたしまする
あはは
あはは
Commented by ikasasikuy at 2013-04-05 09:12
ねこどの
おはよごだます
地図を信じてはイケナイことがよくわかりました
それにしてもこの二つの家
駅近とはいえ不便な場所に建ってます
上の石川の土手道は交通量多いし
電車が通るたびに喧しいし・・・
ほんで
道明寺線は明治31年開業ですから
おそらくそれ以降に建てられた家と思います
建築工事も大変だったでしょうし
ほんで
あの北朝鮮の警備犬はしつこいやつでした
ほんでほんで
オレンジ色に白線の近鉄電車
道明寺駅から枝分かれしている近鉄南大阪線です
土師ノ里(はじのさと)へ向かう電車ですが
写ってることに気付いたのは家に帰ってからです
懐かしい電車なんですか
知りりませんでした
えへ
えへ

Commented by ikasasikuy at 2013-04-05 09:21
じゅんたさん
こんにちわん
疑問が解明できてすっきりいたしました
子供の頃から
気になり出すと眠れなくなる性分で
特に
「それを知ってどうするの?」
というような
世間一般ではとりわけどうでもいいことが
いつの間にか自分の中で
人生の最重要課題になっているという傾向があります
今回はほぼ完全に謎が解けましたので
たぶん
もう二度とこの駅に降り立つこともないでしょう
これで心置きなく逝くことができます
おほほ
おほほ

Commented by ladon at 2013-04-05 10:22 x
おはよごだます
再調査御勤め御苦労様にござります
水道局の建物円形脱毛症drはなく
半円といふか円の東側バッサリと
切り取ってあったんですね
石川の土手通る時見てたはずですが
四角い建物やとばっかり・・・でした
ほんで、ここの北5・6百mの所
道明寺線を柏原から大和川の鉄橋を
渡と左(石川側)が水道局の浄水場・ポンプ場と
なっております
ウ~ム、昨今北鮮との緊張が高まる中
こうして、アチコチに北の軍事施設が発見される?
状況は心して懸からねばなりませぬな
ひょっとして、次々に北の軍事施設を暴く
アナタは内閣調査室の派遣社員?
んなことないか・・・ははははは
Commented by ikasasikuy at 2013-04-05 11:05
らどんししょう
ただいまはいかいちう
やきそばくてます
ほんで
あしたから
めばるキングですか
初代王座
がむばてください
Commented by ladon at 2013-04-05 11:20 x
ありがとごだます
明日何やら雲行き怪しく!!
爆弾低気圧らしき只中への出陣です
初代チャンピョンの時も雨に祟られ
平群島のメバルも春の嵐に祟られ
今回もそうなりそうで・・・
どうやら、嵐を呼ぶ雨男になったヨウデ ル~
ヨロレイヒ~♪
まあ、王座奪還目指してがむばってみますです
やきそばお召し上がり中ですか?
昼、何食べよかな・・・ほな
Commented by ikasasikuy at 2013-04-05 12:22
らどんししょう
まだはいかいちう
珈琲しばきちうです
あしたてんきわるいですか
こんなにおだやかにはれわたっているというのに
おーざだっかん
おーざぁっかん
おーざだっかん
あはあは
Commented by ゾン at 2013-04-05 18:54 x
匍匐前進・・・

ボキをバカにしてるんですか!
匍匐前進  こんな漢字読めません

步復前進やとおもとりました。
イカさん。
勉強になりました。
次、会うとき聞いてください。
でったい忘れてますから~

へで、石川でナマズは釣ってません!
昔、奈良の王寺にすんでいた時に大和川でナマズ釣りしたんでおま。
Commented by ikasasikuy at 2013-04-05 19:10
ゾンさん
それは異なことを・・
たしか
いや
まちがいなく

 「ナマズ釣ったで〜」
 「どこで?」
 「石川」
 「福井の向こうか」
 「その石川ちゃうわ〜」
 「どの石川や」
 「大和川の支流の石川や〜」


ゆうたん
昨日のことのようにおぼえてます
絶対ということは絶対にないけど
絶対まちがいなくゆいました

ほんで
25の週以外の週でたのむで〜

Commented by ladon at 2013-04-05 21:31 x
ナマズ
心配せんでも
アンギラ小父さん
石川(家の近所ですが)
鯉のぶっこみ釣りで
結構ナマズ釣れたちゅうとこあるます
カチヘロも西名阪道の高架下辺りへ
ナマズ釣りに来たことあるて確か
言うてましたし
富山メバル来週にお延期とあいなりまして
ございまする・・・はい
Commented by ikasasikuy at 2013-04-05 21:51
ladon師匠
おはよごだます
さいですか
石川
道明寺の辺りはだれーっとしてて
雰囲気ありませんが
もっと下ると雰囲気出てくるんですね
わかりました
アンギラスセンセに場所聞いといて下さい
1ozプラグで鰯揚げにまいります
ほんで
メバルキングオー
日延べですか
残念です
ほな
来週こそオーザダッカン!

Commented by 猫宮トラオ at 2013-04-05 22:28 x
こんにゃんは

魚崎の酒屋で(猫的には)しこたま飲んで「自動操縦モード」
で先ほど帰館しました。
酒屋は普通立呑みですが此処はちゃんと椅子もテーブルも
有って楽なんですわ。
それはさて置き、閑話休題。
二枚目の写真の右側、郵便受けや門扉、インターホン?のある
場所、線路内を通行せねば辿り付けない仕組みですね。
このルートが万一、閉鎖されたら隣同士で何か改まって
回覧板とか伝達ごとする場合、アホほど遠回りですね。
今、再度見て気が付きました(にゃはは)


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