2015年 10月 01日
LUMIX DMC-GM1 旧紺屋町番屋 築100年を超えている 消防屯所として建てられた建築だが 六角形の望楼が面白い 明治から大正にかけては こういう西洋風の日本建築が数多くあったはずだが いずれも小規模であり 戦災により焼失あるいは取り壊しの運命にあったと思われる こうして今も残っているものは極めて珍しい 今が2015年だと思うと改めて感慨深い 建築物:旧紺屋町番屋 建築年:1913年(大正2年) 設計者:不祥 構造 :木造二階建六角形望楼付 建築地:盛岡市紺屋町4-33 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 旧盛岡貯蓄銀行 現在の盛岡信用金庫だ 建物前面の列柱が目を引く マンジの作品だ 岩手県公会堂と同じ年の建築だが 公会堂の地味な直線的デザインに比べて こちらは銀行とは思えないほど華美だ 同じ時代でもいろんな風が吹いていたことを思わせる 建築物:旧盛岡貯蓄銀行 建築年:1927年(昭和2年) 設計者:葛西萬司 構造 :鉄筋コンクリート造三階建 建築地:盛岡市中ノ橋通1丁目4-6 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 旧第九十銀行本店本館 ロマネスクリヴァイヴァル様式 明治後期の銀行にしては質素で貧弱な横濱作品 今は「啄木・賢治青春館」という名称で ナニかをやっているらしい 建物の中に入ってみたが そのナニかがナニかよく分からなかった 建築物:旧第九十銀行本店本館 建築年:1910年(明治43年) 設計者:横濱勉 構造 :煉瓦造二階建スレート及び銅板葺 建築地:盛岡市中ノ橋通1-1-25 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ LUMIX DMC-GM1 大正末期から昭和初期を代表する建築だ 丸みを捨て去った直線的な建物 たとえば 大阪城公園内にある 旧第4師団司令部庁舎(旧大阪市立博物館) ほかにも 神奈川県庁舎にも酷似している みな昭和の初期に建てられている 時代が世界戦争に向かっていたことを臭わせる建物だ 建築物:岩手県公会堂 建築年:1927年(昭和2年) 設計者:佐藤功一 構 造:鉄筋コンクリート建スクラッチタイル張 建築地:盛岡市内丸11-2 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 弘前と違って 空襲を受けた盛岡は 歴史的近代建築が少なかった 改めて戦争は「ツマラヌ」と思う秋の夕暮れ
by ikasasikuy
| 2015-10-01 06:47
| 建築学
|
Comments(2)
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by
ladon
at 2015-10-01 09:51
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おはよごだます
消防屯所の前を行く アンビューランス 撮影者の元・・・ 三題話 ようできてますやおまへんか そういや、世の中から 火の見櫓が姿を消して久しいですな 自転車小僧だった私目は 市内アチャコチャ、へ廻りまして(家の仕事手伝うのが嫌さにですけどね) 道に迷うと(お陰でぎょうさん道筋覚えましたけどね) 火の見櫓を目標に、軌道修正し・・・ 無事今があるのであります 仰せのとおり、戦争はツマラヌのでありますが 今どきの、アタマデッカチ・ワレガオレガ言うてる センスの無いゲージツカたら言う奴のデザインの建物を この様な建物の可視範囲に建てるのも どうかと思いますですし この様な建物を老朽化や維持困難てな理屈を捏ねて 壊そうちゅう、市町村の首長(首から上は空っぽのお飾りやから 頭長やなしに首止まり?)やら、厄介議員(偽員と言うた方が合うんか) てな手合いも根絶せねば・・・ と思いますです ははは放言・暴言
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ikasasikuy at 2015-10-01 10:51
らどんししゃう
おはよごだます 昭和初期の円みを削いだ殺伐とした建物にも 何処か暖かみのある郷愁を覚える今日此花頃です 戦火で焼失したものならまだ諦めもつくのですが ただ新しくするためだけに取り壊すのは 戦争に匹敵する愚行です大阪市役所庁舎 神奈川県庁はあんなにステキやのに・・ 今日は朝から天気が悪いので 特になんにもせずまったり過ごしてます |
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