2016年 04月 03日
LUMIX DMC-TZ70 松山は 道後温泉と松山城を除くと なにもない町だ ほかに強いて挙げるなら 正岡子規記念館と一六タルトぐらいのものだ 人口50万 典型的な地方都市 人口だけで町の規模は表せないけれど 50万の町なら近所の西宮や尼崎や姫路もそんなものだ 100万都市の仙台に比べると「随分田舎に来たなぁ」という感じがする それでも二番町界隈にはそれなりにちゃんとした「夜の街」もある 国分町なみに怪しい客引きも出没する 観光案内所・・もある なにを観光するのだろう そんな松山の唯一の魅力(救い)は 路面電車 である 路面電車のある町はすべてステキな町だった 広島、長崎、熊本、鹿児島、高知、岡山・・・ 味わいのある町だった もしこの町に路面電車がなかったら きっとボクはこうも毎年々々こんなところまでやって来ないと思う 松山の路面電車は伊予鉄道が運営している 繁華街はいよてつ松山市駅周辺ににある ここから三方向に郊外線が伸び 市内を循環する路面電車にも乗れる (JR松山駅は町の外れでずいぶん寂しいところにある) 路面電車の路線図はけっこう複雑だ 乗り間違えに注意が必要だ 今回は5日間で9回乗った 9回の内訳は旧型7回、新型2回 やっぱり乗るなら旧型に限る どこまで乗っても大人160ヱン子供80ヱン・・・安い ボクは主にホテルのある大手町駅前から 夜の街がある大街道(おおかいどう)まで乗ることが多い 路線図では大街道までは一直線に見えるが 実際は直角カーブを4回も曲がる 曲がるたびに揺れる、揺れる、軋む、軋む とくに旧型車両はカーブのたびに 「キィキィキィキィ」悲鳴をあげながら一生懸命曲がる これがたまらなく楽しい ノリテツかという指摘もある そうだ 今まで黙っていたけれど じつはボクはトラム限定のノリテツなのだ したがって北海道新幹線には何の興味もない いよてつのカラーはミカン色で クリーム色とのコンビがほのぼのと目にやさしい ところが 去年の四月に来たときは一台も見なかったのに 今年はミカン一色の車両が走っているのをよく見る 電車だけでなく路線バスもミカン一色の車両が走っている しかもかなり濃いみかんk色だ うむむむむ これはいったいどういうことだ・・・ 調べてみると な、な、なんと! 去年の五月から電車もバスもぜんぶミカン一色にリニューアルしているそうだ いよてつカラーを全面に推し出すミカンの町を強調する計画らしい 市民からは 「ミカン過ぎる!」 「あつくるしい!」 という批判もあるらしいが どんどんどんどん どんどんどんどん ミカン一色に塗り替えられているそうなのだ あゝ なんということだ ボクはこの気の抜けたようなほのぼのツートーンが好きだったのに・・・ もしかしたら来年の今ごろここへ来たときには もうこのほのぼのツートーンは一台も走っていないのかもしれない
by ikasasikuy
| 2016-04-03 07:59
| 文化人類学
|
Comments(2)
Commented
by
ladon
at 2016-04-03 08:46
x
おはよごだます
ミカン色とゆうより 伊予柑色? かな・・・
0
Commented
by
ikasasikuy at 2016-04-03 10:20
|
@ngling net
talk to myself by sa.sa.king カレンダー
@Link
最新の記事
以前の記事
検索
|
ファン申請 |
||