2016年 09月 04日
京扇子を買いにいく
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六角富小路東入ル「宮脇賣扇庵」
LUMIX DMC-TZ70



使っている扇子が痛んできたので
新しいのを買いに京扇子の老舗へいった

魚の絵柄のがほしいというと
ドンコの絵のを出してきてくれた

 ドンコ・・・

川のドンコだ
五匹泳いでいる
かわいらしいけれど
他の魚はないかと訊くと
ナマズの絵が描かれたものを二つ見せてくれた
一つは胡散臭そうな顔の「金泥ナマズ」で
もう一つはただの「ナマズ」だ
ただのナマズの方はちょっと間抜け面だ
どことなく「ひとのよさそうな」顔をしている
お値段はどっちも同じだった



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よしっ
気に入った
ひとのよさそうなナマズだ

帰りの阪急電車の中で扇いでみると
案の定
ナマズくさかった
でも
まあ
そのうち慣れるだろう



京扇子
「きょうせんす」とはなにか?
扇面・扇骨・仕上げ加工すべて京都・滋賀を中心とした国内で生産した扇子のこと・・・らしい
「京都で生産した」ものではなく、滋賀も含むところが怪しい
さらに「京都・滋賀をを中心とした国内で」ということは
つまり
大阪や奈良で作られていても大目に見てやろうということなのか・・・
それに
「京扇子」という名称は
京都市扇子団扇商工協同組合が保有するもので
組合員だけが使用することができるものだそうだ
ということは
北海道や沖縄で作っていても組合員でありさえすれば「京扇子」と言えるけれど
一から十まですべて京都で作っても組合員じゃなけりゃ「京扇子」とは言えないということか
あゝ
まったくナンセンスだ
なんだか急に京扇子が面倒臭いものに思えてきた




 
 


by ikasasikuy | 2016-09-04 16:50 | 伝統工芸 | Comments(0)


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