2017年 01月 13日
LUMIX DMC-TZ70 そもそも ひじきが何か知らない人もいる ひじきは海藻だというと 海の藻? という 若い頃のボクがそうだった よくこんなものを食うなぁと思っていた 食感はごわごわしているし味は最悪だと思っていた ところがいまは その頃好きだった食べ物ははどうでもよくなって その頃キライだった食べ物が愛おしいほど好きになっている 同じニンゲンとは思えないぐらい激しい変化だ これだからニンゲンは信用できない ひじきごはんは ひじきを別に焚いておいて 炊き上がったごはんに混ぜるやり方と 米からいっしょに炊く方法がある ボクは断然後者だ 理由は米一粒一粒にひじきの旨味がしみ込むからだ 磯臭いという人もあれば 海の香りがすると目を細める人もいる 好みは千差万別人夫々だ 青森産にしては大粒の蜆が手に入った 十三湖の蜆だろうか 酒蒸しで食べてもいい大きさだ 味噌汁にするのが勿体ない でも味噌汁が最高だ どうなんだという突っ込みもある 人類は麺類だが ときどきこんな朝ごはんが食べたくなる 高床式の台ではなく 畳の上に布団を敷いて寝た翌朝は特に そんなに高級じゃないけれど ちゃんと行き届いた旅館に泊まると だいたいこんな朝ごはんが出る これを楽しみにそういう宿に泊まることもある ナマグサモノといえば蜆と小さな鯖が一切れだけ 豪華なものは一切ないのに過不足がない うまかった ひじきごはん 三膳おかわりした
by ikasasikuy
| 2017-01-13 09:14
| 食文化論
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