2006年 10月 16日
一発目はピックアップ寸前 足元で出た 「バシャン!」 「うわ!びっくりしたー」 ズボンに水しぶきをかけられた 食い損ねて帰るバスの尻尾が見えた 40cmアップだ 二発目は対岸をネチネチやったあと 回収中にど真ん中で出た 「グァボッ!」 いい音で出たのに乗らなかった 完全に油断していた しばらくバイトが途絶えて 少しあきらめかけたそのとき 手前の葦際でポッコンポッコンやっていると 「ジュボッ!」 「出た~!」 「乗った!」 あはは 少し無様なほど必死でリールを巻いた 日頃 「トップウォーターバス釣りは出るだけで十分だ」 とか 「釣れなくてもプラグを動かしているだけで楽しい」 などとエラソに言っているくせに ウムを言わさぬ強引さでリールを巻いている 「釣りたい一心」が露呈している 「バラしたくない一心」が表面化している 言うこととやることは常に矛盾するのだ ハンドランディングをするゆとりもなく岸にズリあげた 草むらでドタバタ暴れるバス でかいと思ったが 「どうみても40cm・・・ない」 あはは まだまだこれから将来のあるバス(38cm) ボクのバス釣りのスタートは東播の野池である おかっぱりの小さなスピナーで小さなバスを釣ったのが最初だ あのとき 興奮して池にはまりそうになった あれから四半世紀が過ぎた それでもあの日のことはしっかりと記憶に焼き付いている ほかの事はすっかり忘れてしまったが あの日の感動は憶えている その後ボクは トップウォーターバス釣りの魔力に取り憑かれ その呪縛から抜け出せないまま今日に至る さて 今日釣ったこのバス 当時から数えて何世代目になるのだろう
by ikasasikuy
| 2006-10-16 15:28
| 釣魚小全
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