2006年 08月 02日
kobe wandering
 修行明け
神戸を徘徊する
三ノ宮で降りず次の元町まで行く(電車賃は同じ)
元町5丁目あたり
三ノ宮界隈に比べると格段に静かである
ボクが学生の頃からほとんど変わっていない昔ながらの商店街だ

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創業明治六年「龜井堂總本店」

龜井堂の瓦煎餅は有名だが
自分で買って食べた記憶はない
ほぼすべていただきものだ
つまり
贈答品としての地位を築き上げた伝統の銘菓といえる
しかし
食べ始めるとこれがけっこうクセになる美味しさ
ほんのり甘くて昔の味がする

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創業60年の老舗洋菓子屋「元町ケーキ」

建物も店構えも古くさいが
これが老舗の味である
最近は「ざくろ」というケーキが人気だ
オープンして5年ほどで店を閉じていくケーキ屋が多い中で
商店街から一本はずれた寂しい場所で
これだけ長く続いているところに「元町ケーキ」の力がある
たかがケーキだが
されどケーキなのだ

ケーキと言えばコーヒーだ
甘党ではないボクにとってコーヒーのないケーキは考えられない

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コーヒーマイスターが点てる「はた珈琲店」

元町へ来たらまず立ち寄らねばならない
美味い珈琲と豪華なコーヒーカップ
ドトールやサンマルクカフェでは味わえない
ちょっと贅沢な時間が楽しめる

本屋を二軒ほど覘いて池波正太郎と神戸地図本を買う
ここ何年も「店じまいセール」の雑貨屋でベルトを一本買う
神戸ヤマハでテイラーのギターを買わずに見るだけにする

さて
足は自然と皆様食堂へ向かう

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なにしろ
ここのジャガイモはたまらない
出汁がおもいきりしゅんでいるのだ
ほくほくでしっとり
まさにザキングオブザジャガイモである
牛筋
これがまたたまらない
こりっと硬さを残したアキレス腱と
くたくたにくたびれた赤身の見事なコンビネーション
まさにザキングオブザギュウスジである
焼きそばも食べる
昔の焼きそばだ
キャベツと豚脂の甘味が溶け出た
あの「大村屋」の焼きそばだ
まさにザキングオブザヤキソバである
昼間からビールをガブガブ飲む
ついでに芋焼酎も飲む
隣に座った初老の紳士がボクの煙草を見て
「そんなんまだ売ってまんねんなあ」
「あんまり売ってるとこおまへんねけどね」
「わてタバコすいまへんねけど、きついんでっしゃろ」
「慣れてまっさかいどおてことおまへん」
「そうでっか」
「そうです」
ここだけの時間がゆっくりと流れている
至福の一時

by ikasasikuy | 2006-08-02 18:04 | 大衆社会学


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