2018年 04月 20日 ( 1 )

2018年 04月 20日
向田邦子
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久しぶりに
kindleで本を買った
 
 父の詫び状
 
向田邦子著
むこうだくにこというひとを知らなかった
なんだかとてもステキングな女性・・・

気になるタイトルを選んで
片っ端から呼んでみた

向田邦子
彼女は見た目とは裏腹に
庶民的で小心な女性であることを知った
ボクよりふた昔以上も先輩なので
エッセイに認められた彼女自身の幼少期の風景は
ボクのそれとはずいぶん違うな、と感じた
つまり、彼女が生まれ育ったのは
ニッポンが帝国主義に大きく傾いていた暗黒の時代で
モノの考え方や価値観が、戦争に敗れる前と後とではまったく変わってしまったことによるギャップである
それでも、ボク自身が子供の頃に嗅いだ微かな昭和の匂いが
彼女の文章の端々にうっすらながらはっきりと残っていて
読んでいて胸を抉られるような懐かしさに襲われる
 
 海苔巻の端っこは、ご飯の割に干ぴょうと海苔の量が多くておいしい。
 
この素朴な一行に昭和のニオイを感じた
羊羹やカステラやかまぼこの端っこの少し硬くなったところが好きだと言う
そういう言わなくてもいい、あるいは言わないほうがいいことを
平然と、且つ整然と文章に認める彼女の実直さに好意を抱いた




 

by ikasasikuy | 2018-04-20 16:12 | 文学 | Comments(0)